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選択肢が多ければいいってものでもない

ある問題が発生して、それを解決しようとする際に、時期や担当者によってアプローチ方法が異なることがあります。
どの手段でも問題が無事に解決されているのであれば正解の行動と言えますが、
それら全てを正解としてしまうと、同じ問題が起きた時に、他人から見ると選択肢が多くなることとなります。

これはこれで問題だなって話です。

行動の選択に時間を消費する

選択肢が多いと人は迷います。
どちらのほうが優れている行動かと比較するからです。

どちらかを選択するために思考の時間が必要となり、
その時間をなくすことができれば、行動スピードは上がります。

また、思考をする際には人はエネルギーも消費することから、元々正解の行動が明確になっているものは極力無駄な思考をせずに実行できる状態が好ましいのです。

服装の固定化は思考0にできる

身近な生活の中で、選択肢を狭めているのが、
自分が身に着ける洋服です。

私服でも自分が好きなセットのパターンが3パターンほどしかなく、
あまりこだわりがないため、その時の気分や天候に合わせて服装を決めています。

色々な服を着るのが楽しいことも知っていますが、
あえて、そこに制限をかけることで洋服を着る時と買う時のチョイスに用いる時間を削減することができるのです。

複数の正解があるものを見つけて、一つに絞る

前提として、すべての問題に対して選択肢を絞るということではなく、
過去に答えが導き出されている問題への対処法として選択肢を絞るということを理想としています。

未知の問題や、正解が未成熟な事案の行動パターンを最初から絞ると、
視野が狭くなってしまい、間違いの行動しか見えない状態になるリスクがあるからです。

既に解決までの糸口が見えていて、複数のアプローチ方法がある場合は、
選択肢の全体を把握していて、個々の行動の意図が理解できる人間に情報を集約させます。

そこに集められた複数の対処法を一度比較して、
最終的な理想となる一つの解を固定していく必要があるのです。

また、人と問題解決のための議論をする場合、
どちらでもいいという回答は、予めどちらかの選択に固定した状態で進めることが行動スピードを上げるために重要となります。
選択肢が生まれて人のエネルギーと時間を奪うことになるからです。

一つ一つの行動を早める工夫が未知の問題解決のための時間を作るのです。

それでは、

おまけ

最近、暇さえあればポテチを食べています。

主食なんじゃないかと思うようになってきたほどです。
そもそもなんでポテチが食べたくなるのかを暇潰しがてら調べてみました。

色々と調べてみると下のような情報がありました。

研究者たちの推論では、脂肪と炭水化物には、それぞれ異なる報酬系が反応します。「コンボ食品」を摂取すると、二つの報酬系が同時に反応を起こし、この報酬系の同時反応が脳のキャパシティを超えてしまうのではないかとしています。

引用:人類が「炭水化物×脂肪分」の誘惑に抗えない理由
ジャンクフードは脳をハックする
How Junk Food Hacks Your Brain


ポテチなどのスナック菓子はポテトを油や塩などにより加工されまくった食品であり、それにより人間が進化の過程で想定していなかったような脳の反応があるらしいです。
そもそも自然界には脂肪と炭水化物が融合した食料が存在しておらず、
満腹感などの人間が感じる過剰摂取のストッパー機能が正常に稼働しないと考えられているようです。

その反応により体の制限が効かずに幸福を感じ続けて、
私たちは脳の欲望を生み続ける食べ物に魅力を感じるようです。

つまり、人間の加工により人間の未知なる欲望を生み出している状態といえるかと思います。

自然界にないものとして人の手によって作られたポテチなどが、
人類の依存を生み出し、健康を害しているものとして存在していることを考えると、人とは欲望を支配する側と支配される側とその他によって構成されているのだと思ってしまいます。

人の欲望にどうアプローチするか。
それを次の暇つぶしにポテチとコーラ手に持ちながら考えてみます。

またね。


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