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柳井さん、前澤さんの「日本人は滅びる」論争についてエンジニアとして考えるべき事

柳井さんの「日本人は滅びる」発言を発端に炎上が始まり、それに前澤さんも参加して議論が活性化してます。
これに参加して、Xで議論する人。
見ても発言しない人
スルーして見ない人。
色んな人が居ると思いますが、こういう炎上系の話しを見る度に、エンジニアとして考えるべき事があると思います。
それは、議論のプロセスを考える事です。議論に参加して結論を導き出すのは大事ですが、所詮、素人の情報量なんか大したものではないです。議論の中での議論のプロセスを考える事で、日常の業務に生かされると思います。

まず概要

(個人的に適当にまとめてますので、細かいツッコミはご勘弁ください)
柳井さんが

日本は、このままでは将来が厳しい。人口を増やすために移民を受け入れるべき

ここで炎上開始。移民を受け入れるべきではない。他に課題が発生する
これに前澤さんが

移民を受け入れなくても生産性を上げれば良い

そうだ。そうだ。とX民が賛同。
議論のプロセス整理

1.両方やれば良い

「人口を増やすために移民を受け入れる事」と「生産性をあげる事」は同時にやる事が出来ます。
なんで、どっちがで議論してるのか意味がわかりません。
これ仕事上でもよくあるんです。
品質をあげるために、
・設計をしっかりやる事
・テストをしっかりやる事
この2つが上がった時に、どっちからやりましょう?と相談してきたり、悩んでる人います。
両方やれば良いんです。
ただ1点だけ、双方に負の相関がある時は、注意が必要です。
・コスト削減したい
・開発速度をあげたい
これは、結構、負の相関があります。コストを下げると速度が阻害される可能性が高いです。
同じく、速度を上げるとコストがあがる事がよくあります。
この2つの両方をやる事は出来なくはないですが、実行&達成ハードルがあがります。
したがって、なるべく同時にやらない方が良いです。

2.本来の目的をずらさない

柳井さんが発言した目的は、労働人口を増やすことです。その手法として、移民の話しをしているだけです。
労働人口を増やすために効果があるのが移民を増やすって話しであって、反対の人は、では、人口を増やす方法を提案すべきです。
そして、やっぱり移民を増やすしかない、もしくは、一番効果的であれば、移民を増やした上でどうにかなる方法を考えるべきです。
テストをしっかりやろうという話しになると、工数が増えてしまいますと反論するエンジニアがいます。
それならば、テストの自動化を検討して、テストもしっかりやりながら、工数もさげる方法を検討しましょう。
それがエンジニアとしての仕事です。

3.議論する前にやってしまえば良い

今回の議論等もそうですが、どっちが良いかとか、どこに問題が発生するか等はわかりません。
わかったとしても結果はかわる可能性も高いし、想定は非常に難しく、ベストな解を探す事にコストをかけるのは無駄です。
そして大事なのは、実行してみた後に速やかに検証して、その瞬間にベストな道に軌道修正を常に行う事です。
エンジニアとしては、速やかに検証できる環境つくりが重要です。
プロダクト開発でも、Aの機能とBの機能のどちらが良いのかは常に頭の痛い話しです。
エンジニアとしては、ABテストの実施やCV、LTV等の各種数値をリアルタイムに分析できる環境を構築する事です。

まとめ

分析と改善提案

  • 多角的な視点: 単なる炎上ではなく、議論のプロセスそのものに着目し、エンジニアの業務に繋げる思考

  • 具体的な事例: 品質と開発速度のトレードオフなど、エンジニアが日常的に直面する問題との関連付け

  • 改善提案: 検証環境の重要性など、具体的な解決策の提示

今後の議論への応用

  • 炎上を学習の機会に: 炎上を単なる騒動ではなく、社会や技術に関する重要な議論が巻き起こっている場として捉え、そこから学びを得る。

  • 多様な意見を尊重: 異なる意見を持つ人々との対話を通じて、自分の考えを深める。

  • 建設的な議論を促す: 根拠に基づいた議論を行い、より良い解決策を見つけるために貢献する。

エンジニアは、単に技術的な問題を解決するだけではなく、社会的な課題に対しても、客観的な視点と論理的な思考力を活かして貢献できる存在であると言えます。
是非、エンジニア皆さんは、Xの炎上を眺めたり、参加するだけでなく、議論のプロセスについて考えてみて、自分たちの業務と照らし合わせて、より良い議論のプロセスを見つけ出してみてください。

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