見出し画像

食事(岩手県に学ぶ薬食同源)とアロマで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策

和漢薬研究所研究員・某県薬草指導員森林セラピスト経験から、自身と家族で行なっている新型コロナウイルス対策を、食事アロマをメインにご紹介します。

対策であって、効果・効能を示すものではありませんのでご注意ください!

海藻(フコイダン)

新型コロナウイルス問題になっているのが、急激症状悪化するサイトカインストーム
昆布ワカメメカブ)・モズクアカモクなどの海藻に多く含まれるネバネバ成分フコイダン が、このサイトカインストーム抑制するとの論文が複数あります。

スクリーンショット (13)

スクリーンショット (14)

海藻に含まれるヨードヨウ素)の取り過ぎは、甲状腺機能低下を招く恐れがあるので、特に女性食べ過ぎに注意しましょう!
過ぎたるは及ばざるがごとし
どんなに体に良いと言われるものでも、食べ過ぎは厳禁です! なんでも少量バランス良く食べるのが、健康秘訣

海藻の抗ウイルス作用

アオサコロナウイルス増殖抑制効果 中部大学が発見

アオサに含まれるラムナン硫酸抗ウイルス作用

新型コロナウイルス症状悪化原因として、血栓が報告されているが、アオサラムナン硫酸には抗血栓作用 が確認されている。

ガゴメ昆布フコイダン抗インフルエンザウイルス作用を動物実験において確認 

新型コロナウイルス感染者岩手県は、昆布(2016年)とワカメ(2010年)の消費量が、全国トップ

豆腐・納豆

大豆イソフラボン摂取することで肺気腫抑制改善ができる(大阪市立大学)

浅井准教授らの研究グループは、喫煙曝露により慢性閉塞性肺疾患(COPD)を発症するマウスにイソフラボン投与したところ、炎症細胞減少肺気腫抑制効果を認めました。また、肺組織中炎症形成に関わるサイトカイン等上昇抑制することも確認しました。

イソフラボンのチカラ (フジッコ)

スクリーンショット (15)

スクリーンショット (16)

ここで、再び 抗コロナウイルス最強県岩手県盛岡市データ
家計調査結果から見る「豆腐購入量・金額の推移」
 平成1~30年で、購入数量22回1位に輝いている!
納豆購入金額全国1位(2012年・2018年)

緑茶

お茶の効用を科学する(茶学術研究会編)

緑茶にはインフルエンザ原因となるウイルスや小児の風邪の原因となるウイルス直接作用して、これらのウイルスの感染無力化する成分が含まれています。茶カテキンはその代表です。インフルエンザウイルスは、ウイルス粒子表面からスパイク状突き出した2種類 タンパク質利用して鼻腔細胞に感染します。茶カテキンは、スパイクタンパク質直接作用して、その働きを抑えることでインフルエンザウイルス感染防ぎます。茶カテキン の中でも特にエピガロカテキンガレートEGCG)が強い作用を示すことが明らかになってい ます。

エピガロカテキンガレート(EGCG)は、熱いお湯淹れるほど多く抽出されるので、インフルエンザウイルス予防には、熱いお茶飲むのが有効

茶カテキンは、インフルエンザウイルスの表面にある突起(スパイ ク)に結合し、宿主細胞表面へのウイルス吸着阻害して感染防ぎます。この効果は、インフルエンザ ウイルス型にはよらないといわれています。

スクリーンショット (12)

緑茶飲むことでHIV ウイルスAIDS)に感染するリスク下げることが、米国・テキサス州にあるシェフィールド大学とベイラー医科大学の研究により明らかに。

エピガロカテキンガレートEGCG)と呼ばれる緑茶成分が、免疫系細胞最初結合すると、HIV定着する余地がなくなるとのこと。

梅干し

梅酢ポリフェノールによるウイルス増殖抑制作用ウイルス不活性化作用
(和歌山県・田辺市共同発表 /和歌山信愛女子短期大学)

梅酢ポリフェノール梅干し製造する際に20%が梅酢として抽出され、80パ ーセント梅干しに残存することが分かっているので、梅干し食べることで、上記の効果期待できます。

 梅の効用 (田辺市)

農林水産省の研究で、梅エキスから血液サラサラにする「ムメフラール」という物質が発見され、血流改善し、動脈硬化などの生活習慣病予防することが解ってきたそうです。新型コロナウイルス重症化血栓という要因があるので、梅干し予防になりそうですね。

マヌカハニー【消化器系対策】

マヌカハニーは、ニュージーランド原産蜂蜜です。
とても高価なので、普通の蜂蜜として使うのにはもったいなさ過ぎます。
わが家では、インフルエンザコロナウイルス予防に、国産つまようじに絡めて、ほんの少し舐める程度です。(熱に弱いので、過熱厳禁! 熱いお茶に入れるのも、もったいない)
のどがイガイガする時に、お勧めです。

蜂蜜の抗ウイルス活性

https://www.bee-lab.jp/grant/report/honey_04.html 

マヌカハニー有効成分は、MGOメチルグリオキサール)で、MOG数値が高いものほど、抗ウイルス作用が高いです。値段もね!
わが家では、MOG400を使っています。

MGO濃度

https://www.bee-lab.jp/grant/report/honey_05.html 

レモングラス・ティートリー・ヒバオイル(アロマオイル)【呼吸器系対策】

レモングラス
メディカル・アロマセラピー 京都府立医科大学院・今西二郎

レモングラスは、0.1%濃度強い抗ウイルス活性が見られ、完全ウイルス増殖抑えることができた。0.05%0.005%でも抗ウイルス効果を示した。(1型単純疱疹ウイルス・試験管内)

ティートリー

ティートリーは、1%濃度エッセンシャル・オイルで、完全ウイルス増殖抑えることができた。

ヒバオイル  能登ヒバ除菌剤人気 新型コロナで注目 (北國新聞) 

ヒバに含まれる成分「ヒノキチオール」には抗菌や防虫効果があるとされる。日本食品分析センター(東京)などが実施したインフルエンザウイルスに対する効果試験では、3時間後感染能力98%減らす効果が確認された。

アロマを使ったウイルス対策

抗ウイルス作用王者レモングラス香り良いので、お洒落電気(火を使うロウソクよりも安全・安心)のアロマポットで楽しんでいます。

ティートリーも、もちろんアロマポットで楽しめますが、本当に喉がヤバそうなときは、コップ1滴だけ垂らして、うがいをしています。(これは、使用法外なので、良い子は真似しないでくださ!他の種類オイル厳禁です。)
外出時に、ティートリーマスク内側中央に、1滴だけ垂らしています(レモングラスだと、強すぎる印象です)。

ヒバオイルは、他の海外生産のオイルに比べれば、比較的割安なので、水道水希釈してルームスプレーとして使っています(少量だけ作って、短期間で使い切り)。

オーガニック・オイル使用が鉄則!
アロマオイルは、オーガニック鉄則です。オイルの香り成分は脳にダイレクトに影響を及ぼすそうなので、高価ですが、絶対オーガニック使用とのこと。(アロマセラピー学会の先生のご指導です)
アロマオイルマヌカハニーに関しては、強い抗菌性抗ウイルス性があるということは、不利益をもたらすウイルスだけではなく、有益ものに対しても同様に作用するということを理解しておいてください!
従って、常用することなく本当にヤバそうなときだけ緊急用と考えたほうが無難です。また、薬ではないので、効果効能は言えません。
*アロマに関しては、下記の学会の意見を参考に。
新型コロナウィルスに対するアロマセラピーに関しての学会統一見解(2020/01/31) 日本アロマセラピー学会 
幾つかの精油には抗菌作用(抗ウイルス作用)があります。
しかし新型コロナウイルスに直接的な抗ウィルス作用を示したエヴィデンスは、当学会が知る限りではありません。
したがって、現時点では、「新型コロナウイルスに精油が有効である」とするには時期早尚であるとするのが、日本アロマセラピー学会の統一見解です。

まとめ

日本は、欧米に比べれば、新型コロナウイルス感染者数や人口比の死亡率圧倒的少ない数値となっています。
本来であれば、このウイルス体内取り込む受容体ACE-2最も多く持っているのが日本人と言われているので、まさに真逆結果となっています。

これは、よく言われるように、日本人衛生観念高さ影響していると考えられますが、もう一つ、海藻大豆食品発酵食品腸内細菌多様性高める)の摂取量多さ一因と考えられます(感染者数0岩手県盛岡市実証)。

日々食事で、沖縄モズクアオサ等の海藻類豆腐納豆みそ汁などの大豆食品漬物などの発酵食品を、無理なく適度にバランスよく自身欲する程度に)食べることをお勧めします。

新型コロナウイルス対策には、バランスの良い和食最善ということです。

大福茶おおぶくちゃ
京都に古くから伝わる慣わしで、元旦一年幸福健康を願って頂くお茶結び昆布海藻)と梅干お茶に入れて頂きます。
平安時代京の都疫病大流行した時に、空也上人梅干しを入れたお茶病人ふるまったところ、疫病下火になったとのこと。時の村上天皇がこれにあやかり毎年元旦このお茶服されるようになったことから「皇服茶」「王服茶」と呼ばれました。
やがて、この習慣庶民にも広まり、「大福茶」という縁起良い名前に変わっていったようです。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます!