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『ChatGPT文章を99.9%検出できる技術をOpenAIが開発。今必要なのはAI宿題対策ではなくAI教育』~【web3&AI-テックビジネスのアイディアのタネ】2024.8.6

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■ChatGPTが書いた文章を99.9%の精度で検出できる技術をOpenAIが開発している、AIで宿題をこなす学生への対抗策か?

AIと宿題の問題:どう向き合うべきか

OpenAIが新たにChatGPTを使って生成されたコンテンツを検出するツールの開発を発表しました。

AIが作成した文章と人間が書いた文章を見分けるためのものです。一方、ChatGPT登場直後から、学生たちが夏休みの宿題をChatGPTに丸投げする問題が毎年注目されます。

この問題は単にAIを制限するだけでは解決しきれません。

昨年もこんな記事を書いていますが、ChatGPT登場以前から読書感想文の宿題はハックされがちでした。あらすじしか書かない、冒頭数ページや最後の結末しか読まずに書く、他人の感想文をパクる、代筆屋に投げる、メルカリで買ってくるなどなど。

そもそも、本の読み方を教えずに読書感想文を書かせることが無謀で無意味です。

だったら、「ChatGPTに上手に読書感想文を書かせる」という宿題の方が将来いろいろ役立つでしょう。

AIと人間の区別が大事なシーン

とはいえ、コンテンツ制作者のAIと人間の区別が大事なシーンは確かにあります。

  1. 信頼性の確保: AIが作った情報が正しいかどうかを確認することで、情報の信頼性を保てます。AIで作ったものを人間が書いたと偽ることは問題です。

  2. 著作権と責任: AIが作ったコンテンツの著作権や責任の所在を明確にすることができます。

  3. 倫理的な利用: AIが作ったコンテンツに人種や性別などのバイアスがかかっていないかなど、AIの学習過程に問題があるケースを想定して倫理的に正しいかを判断することが大切です。

AIが問題なく使えるケース

AIを使っても特に問題ない場面もあります。いくつか例を挙げてみましょう。

  1. データの整理と要約: 大量の情報を簡単にまとめるのにAIは便利です。たとえば、ニュースの要約や長い文章のポイントを押さえた要約などです。

  2. 繰り返しの作業: 定型的な内容や同じような作業を繰り返す場合、AIが自動でやってくれると助かります。例えばお問い合わせを自動的に整理してFAQを生成させるなどの使い方です。

  3. クリエイティブのサポート: アイデア出しやキャッチフレーズを考えるときなど、新しいアイデアを得る手助けにはとても有効です。

  4. 言語の翻訳: 多言語対応や音声の文字起こしなど、言語処理にはAIが役立ちます。旅行や国際的なビジネスにも便利です。DeepLのような翻訳専用ツールのようにChatGPTに翻訳させるのは便利です。

  5. カスタマーサポート: チャットボットを使って、24時間対応のサポートが可能です。顧客の質問に自動で答えることができます。

AIと一緒に成長する時代

AIが進化する今、人間に必要な教育や学習のスタイルも変わっています。間違いなくこれからは、AIをうまく使いこなせる能力が重要になる時代です。

単にAIに頼るだけでなく、またAIを使ったことを非難するだけではなく、AIを使いこなし、AIを活用するアイディアを出せるかが社会に出た後に評価される時代に突入しています。

こんなニュースは枚挙に暇がありません。

AIと人間が一体となって働く未来・現代では、AIを使う能力が高い人のニーズが高まります。その社会ニーズに合わせて教育も時代に合った方法に変えていく必要があります。

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