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『自動運転だけじゃない。自動車×AIの最先端』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2023.4.23

■自動運転だけじゃない。自動車×AIの最先端(2021.4.14公開 2023.2.3更新)

「自動車×AI」をテーマにすると自動運転だけが脚光を浴びがちですが、自動車業界におけるAI活用はそれだけではありません。

この半年~1年の間にAIに注目が集まったのはご存じの通り。

昨年半ばの画像生成系AIブームから始まり、昨年11月30日にリサーチプレビューというかたちで一般公開され2か月でアクティブユーザー1億人を突破した「ChatGPT」でAIの可能性が世に知れ渡りました。

そのAIの用途がとても多いと目されているのが自動車関連です。

今回ご紹介するのは原典が2年前の2021年4月14日に公開され、最近のAIの認知拡大で具体的に何が出来そうかがわかってきた後にあたる今年の2月3日に更新された記事です。

「自動運転だけじゃない。自動車×AIの最先端」という表題の通り、自動車×AIというと真っ先に自動運転が思い浮かびますが、自動運転以外にどんなAIの活用方法があるのでしょうか?


自動車×AIの活用対象(2年前の発想)

記事内で取り上げられている例を並べ替えて分類整理しました。

自動車車体と運転支援へのAI活用
・自動車業界での代表的なAI活用
 ・自動運転での活用
  ・AIによる映像解析
  ・AIによる運転判断
 ・車載カメラを使った距離推定
 ・ドライバーの負担の軽減

https://laboro.ai/activity/column/laboro/automobile-ai/

ナビゲーション・道路環境への活用
 ・交通渋滞の軽減
 ・潜在ニーズの分析を通じた目的地のAIレコメンド【Laboro.AI】
 ・ナンバープレートの読み取り

https://laboro.ai/activity/column/laboro/automobile-ai/

自動車生産に関するAI活用
 ・設計・検査フェーズでの活用
  ・ボンネット設計でのAI活用
  ・検査フェーズへのAI活用
 ・プレス工程での検査効率化

https://laboro.ai/activity/column/laboro/automobile-ai/

販売・労働環境など事業への活用
 ・自動車販売へのAI活用
 ・ドライバーの負担の軽減
 ・運送業の人件費削減
 ・タクシーの需要予測
 ・乗合バスの最適ルート判断

https://laboro.ai/activity/column/laboro/automobile-ai/

上記に挙げられているものは、いわゆるディープラーニング系のAIの活用例が多いように見えます。これは記事が書かれた2年前、つまりChatGPT登場以前にイメージされていたAIがディープラーニング系だからでしょう。

2年前当時、AIアシスタントやヒューマノイド系用途のものは、ChatGPT登場以前はAlexaなど音声認識や合成音声による読み上げ程度しか使い道がありませんでした。

しかしChatGPTが登場して以降はAIの用途発想が大きく変わるはずです。


ChatGPT登場以降に発想される自動車×AI活用

まず真っ先に思い浮かぶのが「レクサスオーナーズデスク」の各種サービスのAI化・無人化です。

レクサスオーナーズデスクのオペレーターによるサービス(24時間365日対応)
車内からディスプレイの「オーナーズデスク」ボタンを選択するだけでトラブル対応から、豊かなレクサスライフのお手伝いまでワンストップでスピーディに解決します。

車内からレクサスオーナー専用のコールセンターにつないで、いろんな有人サポートを受けられます。たとえば

ドライブサポート
ナビの目的地設定や駐車場案内など、
専任コミュニケーターが24時間365日サポートします。

ご紹介・ご予約サービス
ホテル・レストラン・国内航空券などをいつでも手配。

お問合せ・ご相談サービス
JAFや保険会社、ご家族への連絡など
トラブル直後から事後のケアまで幅広く支援します。

これらはおそらく無人化できます。

コールセンターのオペレーターがレクサスオーナーと会話して聞き出したリクエストを元に、ナビゲーション本体設定はもちろん、レストランや駐車場施設などの予約システムへの入力、または有人の電話先に連絡を入れて予約するなどを行っているわけですが、AIチャットボットが適切な対話ができるなら、これらはAIに置き換えることが可能です。

24時間365日コールセンターに人間がいなければならないという働き方はAIによって健康的に改善されます。


2017年の記事ですが、自動車の車内で広告を展開することも考えられています。

自動運転化されたら運転手が不要になりナビモニターがテレビモニター化するので、そこに広告を出して目的地設定させようというのが根本発想ですが、当時はそれこそテレビCMのように受動的広告を流すことが想定されていたと思います。

しかしChatGPT登場以降はドライバーや同乗者とのコミュニケーションとパーソナライズによる提案型広告の方が今風です。これまでの走行履歴、行動範囲、目的地設定の志向、さらにスマホと連携した車外での活動履歴や趣味を元に対話型でレコメンドする広告です。

完全自動運転の実現は当分先ですが、これなら(精度はともかく)今でも実現可能です。

将来自動運転が実現すれば、AIのレコメンドに応じるなら目的地まで連れて行ってくれるのでしょう。しかし自動運転にこだわらなければ、レコメンド先に自分で運転していけばいいだけです。


AIEV 電動化技術とAI

国立研究開発法人 科学技術振興機構が昨年発表した「AI電気自動車が社会を変えていく」という報告書では、EVによる電動化とAIによる自動制御が叶えば個人所有の車・ドライバーズカーは減り、移動手段・モビリティ化が進むとしています。

フル電動化されたBEVの方が出力制御をしやすいためAIと相性がよく、自動運転の認知・判断・操作がダイレクトに自動車の挙動制御を行えるため、自動運転車はBEV化されるだろうと考えられます。

つまりAIの自動車分野での進化が進むことと、自動車のBEV化が進むことはおおよそ連動するだろうし、だからこそテスラはEVとAIを組み合わせたAIEVを初めから志向していたわけです。


本日、日産サクラ納車!

ところで本日、日産サクラが我が家に納車されます。
注文したのは7月でしたから9か月以上待ちました。途中何度も納期が延長されヤキモキしましたが、やっと納車です。

諸般の都合でディーラーから先にBEVのリーフを1週間借りていましたので、先にBEV体験をしてしまっていますが、リーフも良いクルマでした。

さてサクラがある生活はどうなるのか。これから引き取りに行ってきます。

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