『MetaのThreads(スレッズ)、WordPressブログや他SNSと相互運用可能に。AI要約でコンテンツとつながる人数の最大化に期待』~【新しいweb3ビジネスのアイディアのタネ】2023.7.7
■MetaのThreads、Mastodonなどと相互運用可能に ActivityPubプロトコル採用で
ネットニュースの話題がThreads(スレッズ)一色です。
イーロン・マスクの買収以後のTwitterで改悪が続き、「アクセス数制限」でTwitterが使い物にならなくなることを多くの人が感じた瞬間を狙って登場したMetaのTwitterレプリカ「Threads」。アプリ公開から7時間で1000万登録を突破したそうです。
私もThreadsのアカウントを作りましたのでお気軽にフォローくださいませ。
https://www.threads.net/@morypto_tatsuya
プロトコル共通化でWordPressなどと相互運用を予定
Threadsの始め方やTwitterとの違いなどはいろんなメディアでたくさん取り上げられていますのでここでは取り上げませんが、私が注目したのは「プロトコルの共通化による相互運用を予定している」という点です。
予定となっているので現在はまだ相互運用機能は実装されていないようです。
ハッシュタグ、投稿文のテキスト検索、DM機能などThreadsに現在搭載されていないが必ずや追加されるだろう機能はたくさんあります。これらはSNSとしては最低限搭載必須な機能で、追加されても驚きはありません。
かたやWordPressやMastdonとの相互運用ができる機能はちょっと驚きですし、ThreadsがTwitterを凌駕する大きなきっかけになるのではないかと思います。
SNSはつながる人数が価値です。つまり多くの人が使っているから使うものなのです。
分散型であること、個人情報を取られにくいこと、Twitterにはない便利機能があることなどを売りにする新興SNSは多いですが、やはり一番必要なことは「みんな使っている」ということです。
Instagram連携で最初からつながれる
ThreadsはInstagramとアカウントを共有することでInstagramのフォロワー関係を引き継ぎ、最初からつながって使えるようにしました。過去の関係性を引きずってしまう、Twitterのように複数アカウントを使い分けにくいなどの弊害はありますが、知り合いとつながった状態でスタートできるのはMastdonやBlueskyなど他のTwitterレプリカサービスとの大きな違いです。
MastdonやBlueskyのアカウントを作らなかった人の多くは、「知り合いが誰も使っていないから」ではないでしょうか。
WordPressともつながれるように
Instagramとの連携からスタートしたThreadsが、今度はWordPressのブログサービスと連携できるようになるとすれば、つながれる人とコンテンツが圧倒的に増えます。
ブロガーの大半はTwitterをやっていると思いますが、ブログに書いたことのすべてをTwitterで共有するわけではありませんし、Threadsがさまざまなブログのポータルサービスのように機能するようになれば、まずThreadsで検索してみよう(前述の通り現在は未実装)という行動が生まれるかもしれません。
noteとの相互運用も期待
このnoteとも相互運用できるようになれば、毎回noteで記事を書いた後にTwitterにシェアするというアクションが不要になりそうですし、シェアしなかった内容も含めてThreads経由でnoteの記事を読みに来てくれる人が増えると嬉しい。
ThreadsがnoteやWordPressの読者を増やすという効果が期待できるなら、Threadsは有効だとしてユーザーが増えるはず。人が増えれば人が増えるネットワーク効果が実用性を兼ね備えることでさらに加速しそうです。
ブログ連携とAI要約の相性の良さ
ブログとThreadsを連携するにあたり、ブログの書き手から見て理想的なUXは「ブログを書いたら全部Threadsに共有される」ことです。何もせずにThreadsに共有されれば手間がありません。
その際、Threadsは500文字(全角だと250文字)という字数制限があります。
この制限時数に合わせてChatGPTなど生成AIが自動的に要約してくれれば最高です。全体を要約するだけでなく、続きが読みたくなるような要約の仕方ができるAIがThreads側に内蔵されれば完璧です。
Meta社もAI開発には熱心ですし、ブログとの相互運用が始まった際にはぜひ要約機能を実装してほしいと願います。
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