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『Web3に完全ネイティブに対応したスマホOSでUX爆上がり!』~【新しいWeb3ビジネスのアイディアのタネ】・Web3ニュース2022.6.26

おつかれさまです。モリプトタツヤです。

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■Web3ネイティブなOS+dApps環境を提供する「xNFT」

スマホアプリを操作するのと同様に、ウォレット上でdApps(分散型アプリ)を利用できる新しいコンセプト「xNFT」と、OS(オペレーションシステム)となる「xNFT Backpack」が暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)のエコシステムで公開された。

そうか、このレイヤーのUX改善があったか!と気づかされたニュースです。

今までのdAppsは従来型のインターネットにサービスレイヤーとして無理やり乗せられていたのだなと改めて感じました。


■Web2のUIにWeb3を載せたことが分かりづらさの原因だった

Web3はブロックチェーンの上に各サービスが載っている位置づけです。これがわかりづらい!

Web2.0時代はインターネットという広いネットワークの中に会社ごとにサービスが存在していました。これは街中にお店があり、お店ごとに商品やサービスが売られているようなイメージです。これは一般に理解しやすい。


現状、OpenSea(NFTマーケットプレイス)やAave(レンディング大手)等のdAppsは、ウェブサイトのように使用されている。ブックマークやGoogle検索からアクセスし、MetaMask(メタマスク)などの仮想通貨ウォレットに接続してようやく資産をやり取りできるようになる。

ところがWeb3サービスは、上記の説明の通り広いインターネットやスマホのアプリストアから探すとWeb2.0なサービスと混ざって表示されるので探しづらく、そして利用開始までの手続きもとても煩雑です。

新たに発表された「xNFT Backpack」は、従来の仮想通貨ウォレットと同様に資産残高や保有するNFTを表示するだけでなく、MagicEdenやSerumDEX等のソラナ(SOL)のdAppsをスマホアプリの様に一覧表示でき、ウォレットの接続作業なしに利用できる利点がある。

そこでWeb3なdAppsをより使いやすくするべくUXを最適化したのが「xNFT Backpack」です。

「xNFT」がウォレット、「xNFT Backpack」がOSの位置づけだと説明されています。OSの上にWeb3ネイティブなdAppsが並び、「xNFT」はdAppsを利用する時に認証や情報格納などを担います。そのためウォレット接続の手続きは不要ですぐにdAppsを使い始められます。

「xNFT Backpack」上ならWeb3ネイティブなdAppsを使う時に探す手間も最小限、登録も不要、データ管理も一括して行えます。

ウォレット?秘密鍵?シードフレーズ?暗号資産?
これらを意識する必要はなくなります。

Web2.0なスマホ+アプリというプラットフォームの中でWeb3ネイティブなdAppsを使おうとするからわかりづらかったのです。


■「xNFT Backpack」を動画イメージで紹介

この動画を見るとイメージがしやすいです。

Suicaをチャージするように暗号資産を管理でき、持っているNFTアートも一覧でき、Web3ネイティブなdAppsだけが表示されて「利用開始」だけで会員登録もウォレット接続も不要。

チェーンごとにdAppsが無数に分かれて存在するのも、ソラナチェーン上のdAppsに絞られていることでシンプルになっています。

開発者向けのアルファ版では、Magic Eden(NFTマーケットプレイス)でのリスティング、メタバース(仮想空間)Degodsでのステーキング、Mango Marketでのレンディング、Wormholeでのブリッジ、イールド・ジェネレーターPsyoptionsでの預金管理、及びAnchorでのスマートコントラクト開発といった操作がBackpack上で可能になっている。

OSレベルでdAppsが統合されていればNFTやDeFiもとても使いやすくなります。またハッキングや詐欺もOSレベルで対策ができるようになるかもしれません。電話帳のようにウォレットアドレスを管理できれば誤送信も減るでしょう。


■Web3に最適化された「Solana Phone」で活きる

「xNFT」のコンセプトを煎じ詰められて作られるのがSolana Phone「Saga」なはずです。単にAppStoreの代わりにSolana dAppsが落とせるだけのスマホとは違う、根本的にWeb3に最適化されたUXを体験できるスマホになりそうだということが「xNFT」コンセプトのニュースと組み合わせて読むとわかります。


■他のチェーンやApple・Googleはどうする?

通常のWebアクセスで一応他のチェーンのdAppsも使えるはずですが、そちらは例えばMetaMaskを準備して接続して、という手間が生じるので面倒です。まぁそれが現在のすべてのWeb3サービスの使い方なのですが。

Solana PhoneがSolana限定なのはそういうコンセプトですから仕方ないですが、チェーンごとにスマホを複数持つわけにもいきません。ならばこれからマルチチェーンに対応したWeb3ネイティブなスマホが登場するかもしれません。

しかしWeb3ネイティブなスマホはベースとなるAndroid OSを供給するGoogleが公認を与えない可能性があり、Google Play Stotreが載らずAndroidアプリは使えないかもしれません。

Web3のUXを最適化しつつWeb2アプリも使える環境が当面望まれますし、将来的にもWeb2的なサービス、ブロックチェーンを一切使わないサービスも必ず存在します。

Solana Phone、xNFTによって一度Web3側の最善のUXが突き詰められたらどんな体験ができるのか、Solana以外の追従があるのか、AppleやGoogleがWeb3時代にどのようなOSの改修をしてくるのか、興味は尽きません。

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