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インド人の英語#1(発音編)


インド人と仕事をすると、必ず日本人が言うこと、
インド人の英語が訛っていて、分からない。。

そうですね、確かに日本人が聴き慣れている
アメリカ英語とはかなり違うので、、
確かに分かりにくい。。
特に日本人の方がよく言うのは、R の発音が、
「ル」になる、ってことですかね。
service は「サルビス」、server は
「サルバル」、car は「カール」。
こんな本まで出ているぐらいですから。

インド人の英語が分かりにくいのは、
色々と原因があります。

最初に書いたこの R の音が独特なのは、
やはり母国語の影響が大きいためで、
北インドで多く話されているヒンドゥー語は
日本語と一緒で、基本的には
母音だけ、または子音+母音で1つの発音となり、
子音だけの発音がない、
(複数の子音がくっつくことはありますが、
その後ろに母音がつく)
なので、英語には存在しない、余分な母音が
追加されてしまう、というものでしょう。

これは日本人にも言えますね。
S の音を「ス」に、T を「ト」、K を「ク」など、
それらしい母音を勝手につけて発音してしまう。
日本語は子音+母音が基本の2ビート、
英語は子音+母音+子音の3ビート、って話を
聞いたことがありますが、インド英語にも、
これはまったくもって当てはまる気がします。

次は、これまたどこの国でも同じですが、
母国語にない音を、母国語の別の音で代用する、
と言うものですね。
インド人の coffee は「コーピー」、
wet は「ヴェット」、
thank you は「タンキュー」。
日本人の R と L の区別に苦労する、
th の音が下手、と全く同じですね。

とまあ、発音は確かにわかりにくいのですが、
個人的に聞き取りにくい原因は単なる発音だけではない気がしており、、
それはまた次回に。

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