インド人と娯楽#3(もっとボリウッド)

エンターテイメントの中心、芸能界の中心の
ボリウッドですが、数多くのスターがいます。
まずは、3カーンこと、
シャールク・カーン、アーミル・カーン、
サルマン・カーン。
日本はヤクルト村上選手の三冠が話題ですが、
インドの３カーンも知っておきましょう。

ボリウッドの3大スターで、盟友の3人。
シャールクは、SRKとも言われ、
数々の大ヒット作に出演し、
欧米（特にドイツ）でも人気があります。
いわゆるイケメンの大スターで、
エンターテイメント事業にも幅広く
投資をしている側面もあります。
日本でいうとキムタクってところでしょうか。

続いて、アーミルですが、こちらは
演技の良さ、役作りの凄さが秀でており、
感動作を次々生み出すことで人気。
日本人でも楽しめる作品が多いですね。
日本でもちょっと話題になったのが、
「3 idiots （邦題 きっとうまくいく）」
ボリウッドらしからぬ？
丁寧なストーリー作りも光ります。

最後にサルマンですが、
禁猟区で猟銃を撃ったり、
乱暴な運転だったりで何度か警察の捜査になり、
家族大好きなインド人なのに、
幾度も女優と浮名を流した挙句、
未だに独身だったりと、
何かとお騒がせキャラ。
かつてはハンサムな２枚目だったのに、
先の通り、世間を騒がせて不遇の時代を過ごし、
筋肉ムキムキのアクションヒーローとして
大復活したという感じです。
最近はもっぱら根は優しくて力持ち、
を演じています。

あとは年老いても人気絶大の
アミターブ・バッチャン。
大スター、ボリウッドの帝王から、
政治家に転身。これは思い通りにはいかず、
また、ボリウッドに巻い戻り、帝王として
君臨しております。

ボリウッドの世界もどこかの国の世界と
同じくして、もちろん実力も必要ですが、
家柄が重要だったりして、
有名なカプール家が大きな力を持っていたりと、
どこの国でもこの世界はそうなのかなぁと。

カプール家

また、インドに行くと、いつも同じような
女性の声の歌を聞くなぁ、
思ったりしますが、これは本当に同じ人でして、
1929年生まれの Lata Mangeshkar さんという、
2022年に惜しくもなくなった方によるものです。
70年間にわたり、女声のバックボーカル
（女優の代わりに劇中の歌を歌う歌手）として
インドの様々な言語など、
14の言語で50000曲以上を歌ってきたという
ギネスにも当然登録されていると、
まあそういう偉大な方が、
あの曲も、この曲もひたすら歌っていたのです。

ラタ・マンゲシュカル - Wikipedia

こんなインドのエンタメの中心、
ボリウッドについていろいろと書いてきましたが、
映画好きの方にぜひ見てほしいのが、
アーミルカーンのところで書いたこの作品。

これは、もう笑いあり、涙あり、
伏線回収も見事で、映画好きの方は、
いや、映画がそれほど好きでもなくても
最高に楽しめる作品です。
これを見ずにインドを、ボリウッドを、
いえ、映画を語れませぬ。
是非どうぞ。