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インド人の英語#5(数字編)

インドで大きな数字をみると、あれ?
と思う人が多いのですが、
1,23,52,351 のように、一番下は普通に3桁で
カンマで区切っているのに、そこから先は
2桁ずつで区切ることが多いです。

日本人が見ると、ただの打ち間違いでしょ、
ぐらいにしか見えませんが、
インド人としてはこれが正しいのです。
というのも、インドには独特の単位がありまして、
10万をラック(lakh)、1000万をクロール(crore)
というものが非常によく使われます。
ラックはlacと書かれたり、Lで省略されたりもします。
クロールはCrとよく書かれます。
このラック、クロールで分かりやすいように、
千以上は2桁ずつでカンマを打っているのです。
日本でも欧米にならって、3桁ずつカンマを
打っていますが、億とか兆とかになってくると、
正直、4桁ずつの方が読みやすいですよね。

ということで、インドでは Million, Billion は
まず使いません。欧米向けに特化した資料などで
まったく見ないわけではないですが、
ほぼ見ないですね。
さらに新聞などの報道では、このラックと
クロールを組み合わせた、
こんな表現まであります。
"SBI gold loans cross Rs 1L cr mark"
「インド最大手銀行SBIの金を担保にした融資が
1ラック クロール ルピーを超えた」
えっと、、1000万が10万ってことなので、
1兆、ってことですかね。

また、3桁、4桁の数字を言う時にも、
ちょうどピッタリ、と言う時以外は、
hundred と thousand をあまり使わない、
という特徴もあります。
250 は two fifty、1430 は fourteen thirty
のように、2桁で区切って、それぞれの数字を
順番に言うことが多いです。特に3桁の時で、
店の会計とかですね。
最初は two fifty ?? なんのこっちゃ?
と思う人もたくさんいますが、まあ100までを
区切りにした方がわかりやすいんでしょうね。

最後に、電話番号や社員番号など、
連続したような数字を言う時ですが、
普通に一つずつ読んでいけばいいわけですが、
同じ数が連続すると、 double X とよく言います。
8841 は dnuble eight four one です。
お店の予約などで、自分の携帯番号を伝える時に
聞き返す時に言われたりしますね。

単純な数字でも、インド英語ではなかなか
気をつけるポイントが多いですね。
特にラック、クロールは
ビジネスでの使用頻度はかなり高いので、
パッと分かるようにしておきましょう。

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