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インド人の英語#3(単語編①)

インド人の英語が分かりにくい理由、
#1で発音、#2で会話のスタイルを説明しましたが、、
まだまだあります。。
それは、いわゆる英国の古臭ーい英語である、
というところですかね。
ちょっと見てみましょう。

1) Sir と Ma'am
インドにいくと、一緒に働く社員も、お店でも、
運転手も、ちょっと自分の方が敬われる立場で
話をする場合、Sir が連発されます。。
特に、外国人は特別、という意識があるためか、
日本人に対してよく使われますが、
別にインド人同士でも普通に使っています。
相手に何か頼んで、相手から「Yes, Sir」と
言われて、、おおぅ、「サー」ですか、
そうですか、そんなすごいですか、と
思ってしまいますが、、別に深い意味はないようです。
ちょっと丁寧にしているだけです。。
なので、「Sir」と言われても
びっくりしないでくださいね。
また、女性は Madam の略である、
Ma'am が連発されます。
こちらは、なじみがないと、「カントリーマアム」の
イメージで、さらにええぇ?となるでしょうけど、
(ママ にも近いですしね。)
これも深い意味はなく、女性に対して丁寧に受け答え
する時によく使います。
カミさんと出かけるとよく聞いたのですが、
私は3年経ってもあまり慣れませんでしたが。。
ちなみに、口語はもちろん、メールなど、
書き物でもよく見ます。
メールの冒頭に、Dear Sir, と書いたり、
みなさん、という時に、Ladies and Gentleman、
でなく、Sir and Madam とか。

2) the same
これは、私がインド人の同僚に
必要な書類を送ってくれるように
お願いしたメールへの返信です。
Yes, we will send the same by Wednesday EOD. 
As Mr.X is not available
and he has to approve the same.

ん、なんだこの「the same」って。。
確かに調べると、the same の代名詞としての
特別な用法として、前出の名詞を表し、
単数複数どちらでも使える、というものがあります。
要するに、it か them として使われているんですね。
最初は、ん??なんだこの「同じ」って?
と思いましたが、これもかなりの頻度で目にします。
こちらは口語では頻度は減りますが、
多少は使われています。

3) kindly
口語でも、書き言葉でも、丁寧にしたいときに、よく使われます。きっと母語のヒンディー語で
似た表現があるんでしょうね。
何かをお願いする時に、pleaseの代わりに
使われます。
please kindly になることも多々。
これまた同僚の方からのメール。
Kindly provide us your suggestion
to take it ahead.

とまあ、まだまだ違いはたくさんあるようで、
長くなってきましたので、
また次回に続けます。

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