情シスの醍醐味
2021年ひとりアドベントカレンダー5日目
今日は「情シスの醍醐味」について個人的な見解を書いていきます。
私はもともとSIerでエンジニアをしていたのですが、その頃と比べてどんなところに情シスの醍醐味を感じているのか、この1年で感じた部分についてお伝えします。
裁量権が大きい
ITの仕事のなかでも、情シスの仕事はいわゆる最上流のところに位置します。
SIerでインフラエンジニアをしていた頃は、SIerの構造自体がピラミッド型だったこともあり、2次受け、3次受けの仕事が多く、お客様と直接会話することはわずかしかありませんでした。
それに比べて情シスは、最も上流に位置するので、企画だったり、製品選定などを「決める」立場にあります。
なので情シスの仕事をしていると、いろんなPJを進めることになり、様々な場面において自分で決めていくことができます。
これが何より楽しいんですよね。
SIerだったころは、この設計でいいのか?ということを上流ベンダーに確認して、そこからエンドユーザに確認して、という伝言ゲームが発生していましたが
情シスの立場になれば、そんなことがなくなります。
なので、ある程度の権限をもって決めていくことができます。
これは個人的にはやりやすいと思っています。
うまくPJ推進すればスピード感を出すこともできるし
なにより自分で決めるので責任感もでる、やりがいも生まれる
メリットは大きいなと感じています。
自分で業務量をコントロールできる
上述した通り、ある程度裁量権があるのでPJ推進も自分が中心に進めることが多いです。
なので自分のペースで進めることもできますし、優先順位やスケジュール調整さえきっちりやっていければ、業務量もコントロールできてしまいます。
やる気も体力もあるときにがっつり進めることもありだし、
モチベーション下がった時には、ある程度コントロールしてタスク量を減らしたり。
もちろん期日あるものはやらないかんのですが、結構情シスの立場になってみると、自分の進めているPJのスケジュールが多少遅れたとしてもそんなに周りは気にしていないもんです。
SIer時代の時はWBSの進捗が遅れようもんなら、めっちゃ詰められたりもしたんですが、情シスの立場になると滅多にスケジュールのことを言われることはありません。
なのである程度自分で好き勝手にスケジュールを引き直してやれているので、SIer時代ほどのプレッシャーなく伸び伸びとやれています。
事実、SIerの頃は残業40時間くらいは当たり前で、多い時は80〜100時間とかは超えていましたが
この1年で残業を20時間超えたことはありません。
それくらいワークライフバランスは保たれてます。
情シスに転職して良かった
知見が広がる
個人的にはこれが情シスの1番のメリットだと思います。
情シスやる会社の規模感にもよると思いますが、基本的に情シスはシステム全般に関わります。
ネットワークもやるし、サーバーもやるし、クラウド、SaaS、端末管理、ID管理、SSO…
技術的な部分もそうなのですが、ビジネス的な視点や会計、財務的な視点を求められる時もあったりします。
自分も元々はサーバー系メインのエンジニアだったので、情シスになって初めてセキュリティ製品や資産管理ツール、ネットワーク系に携わるようになりました。
なので、この1年で得た知識量もそうなのですが、知識の幅はめちゃくちゃ広がりました。
個人的には今年は「セキュリティ分野を強化する」という目標を持って1年間過ごしてきました。
AWSセキュリティの資格も取りましたし、IPAの情報処理安全確保支援士も受けて、結果待ちです。
その中で業務でもセキュリティ関連に携わるようになってきて、自学で得た知識をスキルとして昇華させることができているので、仕事もそれなりに面白さを感じています。
ただ、情シスはほんとに多岐にわたっていろんな知見を求められるので、そういうのが好きじゃない、という人には向いてないのかもしれません。
情シスの仕事は多岐に渡るので、正直勉強してもしきれないですし、時間も足りません。
それくらいに奥が深い職業だなと個人的には思います。
いろんなことに興味を持つ人にとっては、適職かなと。
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