はじめてのキッティング体験
情シス、と一言にいってもいろんな業務があります。
問い合わせ対応、サーバー、ネットワークの運用、システム運用、SaaS運用、ID管理、ライセンス管理、更新、稟議対応などなど
そのなかでも、私が今年情シスになって初めて経験したのが
「キッティング」
情シスなりたての人が最初にやる仕事の上位にランクインする作業。
キッティングとは、従業員の利用するPCを使えるようにセッティングしてお渡しすること。
Officeを入れたり、ZoomやSlackをインストールしたり、業務アプリインストール、設定なんかをしておいたり。
キッティングのノウハウや手順については、いろんな人が効率的にやる方法を書いているかと思いますので
今回は、キッティングの「心構え」的なところについて書いていこうと思います。
キッティングはセンスだ!
はい、キッティングはセンスです。
この一言に尽きます。
これは私が初めてキッティングをやったときの話ですが
先輩から一通りのキッティングの流れについて教えてもらい、いざ来月入社の人のPCをキッティングしてみましょう、となったときのこと。
PC管理台帳から、在庫ステータスのPCをフィルターした私は
「うーん、まぁ管理番号の若い順に渡していけばいいかな」
と思い、管理番号が一番若いPCをキッティングしようと準備を始めました。
すると、先輩から
「それってセンスないよね」
と言われました。
その時は「PCのキッティングなんぞにせ、センスもくそもあるんか??」
と思いましたが、その先輩の考えを聞いて腑に落ちました。
「入社した人って期待を持って入社してきてるわけだよね。
なのに、PCがなんか古いやつ渡されたらテンション下がるじゃない。
やっぱり入社してテンション上がっている時って、綺麗なPCを使いたいし、使ってもらいたいよね。」
それを聞いた時に、単純に若い管理番号=古いPCを渡そうと考えた自分を恥じると同時に、キッティングという割と単純な作業の中にも「センス」が必要なんだなと新たな発見となりました。
それ以降、キッティングを進める中でも
「これは設定してあげた方が使いやすいよな」
「この案内あった方がわかりやすいよな」
っていうのを考えながらキッティングを徐々にアップデートするようにしています。
当初の私は「キッティングなんて、手順書を作ってある程度自動化すればもう終わりでしょ」くらいに思っていました。
すみません、ナメてました。。。。
キッティングという仕事の中にもカタルシスがあり、センスが必要という突き詰めると奥が深い仕事なんだなと認識しました。
使う人のことを考える
仕事の基本ともなる考え方が、キッティングには詰まっているんだなぁと考え直すきっかけになりました。
情シスでいつもキッティングをやっている皆様、これからキッティングに携わる人も、この記事がキッティングというものを改めて見直すきっかけになれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?