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自己啓発本を何冊か読んで見えたこと

私は数年前、本屋にある意識高めな自己啓発コーナーにて、

「自分に合う本はないか」という謎の考えで本を探していました。

おそらく自分の人生に迷い、何か指針となるようなものを本から見つけたいと考えていたのだと思います。


そんな時期に何冊かの本を読み、「この内容はあの本にも書いてあったぞ」

という衝撃の事実に気づいてしまいました。


何冊も読んでいるのに、自分の頭の中では同じような内容だと処理されていくのです。

これは不思議だと感じました。

もちろん具体的なことや例などは筆者の経験や体験から別の文章ではあるはずです。

しかし、伝わってくることはどの本にも同じようなことが書かれている気がする。

しかもよく考えれば生きていく上で当たり前のことだし。


そんなことに気づいてしまった私は、自己啓発本を読むのはもうやめようと思いました。


そして、自分が生きていく上で大事な当たり前のことを意識してこなそうと考えました。

その結果として、今の私は自己啓発本が書ける気がします。


自分の経験に基づいた体験談を交えながら、人が生きる上で大事であろうことを伝える。

そして、またひとつ気づいてしまったのです。

「これは書いた本人に対する自己啓発なんだ」ということを。

そうです。自己啓発本というものは表向きは読み手のために書かれたものですが、実は書いた本人のための人生指針だったりするのかもしれません。


本当のところはわかりませんが、私はそういう解釈をしてしまったので、もう後戻りができません。


自己啓発本は書いた本人の自己啓発。

そんなことが見えてしまった私は、また読みたい本が減っていくのでありました。

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