マイペース、マイライフ
この世の中には、僕の寿命を全部使っても、決して味わい尽くせない程の娯楽であふれている。僕の趣味は映画をみたり本を読むことなんだけど、それらを例にとってみても、僕が普段から触れている作品たちは、市場の大海を流れる、ほんの少しのうわずみに過ぎない。
そう思うと、なんだか焦ってしまって、早くみなくちゃ読まなくちゃと、変な義務感みたいな形で、急いで作品を追いかけてしまう。今日はあれとこれ、明日はそれとあれらで、そしたら今月で、ノルマ達成だ!みたいな。
でも、これってやっぱりおかしいよなあと。学校の宿題じゃあるまいし、何より、当初の目的であるはずの「楽しむこと」が、「いかに早く作品を消化できるか」にすり替わってしまっている。どうりで疲れるわけだよ。
昨今は効率化、最適化、無駄を省いて賢く生きるって風潮だけど、僕はあえて、のんびりいくことにしようかな。ゆっくり、ちょっとずつ、適当に。こっちのほうが、気楽で良い。
水とパンを買います