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年始から日本株を買っているのは海外勢、売っているのは個人投資家と国内企業

2月に記事を書きましたが「年始から日本株を買っているのは海外勢、売っているのは個人投資家と国内企業」と言う事が投資主体別売買動向の情報から分かります。

では前回と同様に情報を確認してみましょう。

年始以降の投資主体別売買動向

「買っているのは海外勢、売っているのは個人投資家と国内企業」という動向は変わらずで、個人投資家は売っている方が多いと言うことでしょう。
日経平均が4万円を超えるタイミングもあり、ニュースとしては日本株の強さが注目されていますが、個人投資家は場の雰囲気に踊らされずに坦々と売って利確を進めているという動向なのかもしれません。投資で一番難しいのは「売り時を決めて売るという行動にでること(EXITタイミング)」だと思いますので、しっかりと利確できている個人投資家が多いというところに過去のバブルの経験が活かされているといった逆説的な観点も生まれそうです。

さて、日本のバブル経験者となると高齢な方になるかと思います。資産を持ち日本株式に投資をできる個人投資家となると、最近の海外株ブームも鑑みて、やっぱり若い方ではなくシニア層ですよね。長年保持した日本企業の株式をやっと買値に近づいたところで数十年ぶりの売り時と感じて売っているのでしょう。ある意味、正しい行動なのかもしれません。本当はインフレな世の中になったら預金より株式のままで持っていた方が、この先の目線としてはインフレ耐性は高まるんですが、年金だけではインフレ耐性的に激弱ですので、利益を確定して当面の生活資金の+αとして使用するというのは使えるうちにお金を使っておくという面でも正解なような気がします。(それはそれで消費に回していただければ経済が回るので国内経済に良い効果が出ると思います。)

さて、日本経済も日銀総裁が「インフレの状態にある」と答弁するほど消費者物価は右肩上がりになっています。
最近のネットニュースでラグジュアリーブランドの各社がインフレ情勢を踏まえて、「高級感を維持するため価格を引き上げている」という記事を見かけました。

人々の憧れとなるブランド力を維持するために、より価格を高く設定し、高級感と希少性を維持するというのは、「そのブランド戦略なるほど(*'▽')」っと目から鱗が落ちるものでありました。(^ω^)

こういったビジネスができる企業がやはり強い。経営陣が自信をもって自らの製品やサービスの価格を上げられる企業はどこか?インフレ時代に突入した今、株式投資の企業選定でチェックが必要となる項目なのかもしれません。(*'▽')

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