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旅の醍醐味は予期せぬ出会いと、人とごはんのあたたかさ

雨晴駅ホームの写真

空気の澄んだ冬の晴れた日には、海越しに立山連峰が望める雨晴海がん。

ここで一首

今朝もまた
雨晴らされず
浅葱鼠(あさぎねず)
旅ゆえのこと
身をゆだねたり

鼠色の空と海の写真



海辺の宿、女岩荘(めいわそう。ちなみにめいわとは雨晴海がんのシンボル、上の写真に写っている岩です)の朝ごはん。

朝ごはんの写真

イカの味噌焼き、豚肉と豆腐の鍋物、こぶりな魚の塩焼きと卵焼き、お味噌汁、ごはん、のり、パインと苺
ごはん何杯でもいける!
素泊まりにプラス千円でこの朝食は安すぎるよーぉ。
明るいマスターに元気をもらいました。


今日は富山県から新潟県に入り、念願の大糸線に乗車。
十数年ごしで叶う。

糸魚川から南小谷まで行く列車は、1日に7本。
昼間の運行間隔の空きは約3時間!
1両編成!
ディーゼル!
いいねぇ〜。3拍子そろってて震えるねぇ〜。

昔はよく、「遠いところへ行きたい♪どこか遠いところへ♪(by森高さん)」と口ずさみながら、列車で長距離移動をしたもんだ。
移住してからというもの、あんまりそういう感情が起きなくてさー。
近くに雄大な自然があるからそれで満たされてしまってるのよね。

しかし今日は久しぶりに乗り鉄の血が騒ぐ。
もう卒業した(いや別にしてないけど)、やんちゃだった頃のアドレナリン放出する感じがぁーーー‼️

もちろん絶景路線なので、北アルプスの雄大な山々が見えるはずだが、今日はあいにくの天気で霧の中。

南小谷でJR西日本から東日本へと管轄が切り替わる。
列車の待ち合わせは特急なら30分。
普通なら1時間待ち。
乗り鉄的には普通列車で各駅を堪能したいもの。

駅員さんに「歩いていける距離に喫茶店とかありますか?」と尋ねたら、「うーん……ありません。ごめんなさい」
いえいえ、謝らないでくださいな。
天気がよければ散歩するんだが、小雨も降っていて寒い、寒すぎる。

各駅はあきらめて、30分後に出る特急あずさに乗ることにしました。

あずさのクールな正面顔の写真

あずさバイオレットと漆黒のカラーリングが清涼感あふれる。

座席も紫と漆黒の写真


信濃大町に着いたら駅そばが!
予想だにしていなかった幸運。
宿は素泊まりなので、まだ夕方4時だけど食べてこう。
野沢菜わさびそばにかき揚げのせ。

そばの写真

はぁ、これも一度やってみたかったんだよねぇ、うっとり。
富山県から新潟県経由でディーゼル乗って、辿り着いた長野県で駅そばを。
この上なき悦び。