親力
タイトルを何て読むのか、私も知らない。
先日息子が 2歳になった。
産まれてから決してあっという間だったわけではない。1日がとてつもなく長く感じられた日もあったし、嬉しいことも悩んだこともたくさんあったのだけど、それでも「早いなぁ~」と感じてしまう。
赤ちゃんだった息子は、走ることを覚え、言葉もめきめき上達中で、電車や車が大好きなザ男の子街道をまっしぐらな日々だ。
息子の成長のスピードに喜ぶやら戸惑うやら慌ただしい日々の中で、私自身も母として成長中ということに直面せざるを得ない。
昨日友人が息子連れで我が家に遊びに来た。
友人の息子は 4歳、電車好き男子は、言葉を交わすこともなく意気投合して遊び始めた。
※実際は 4歳男子は話しかけるが、2歳はまだキャッチボールが難しく単語で色々伝えてる状況。
お兄さんにくっついて、真似して回る息子を微笑ましく眺めてた。
一緒に遊んでいたのだが、どうやら同じおもちゃで遊びたいらしく、やや不穏な空気に…先日買ったばかりの音の出る消防車をお兄さんが気に入ってしまったのだ。
新しいおもちゃが貸してほしくて「貸ーしーて」と繰り返し伝える息子、返さなきゃいけない理屈は分かるけど遊びたい 4歳児は「待っててねー!」としか言えず
他のおもちゃを提案したり、時間をおいてから再度交渉したりで、どうにか交換が成立し、お互いに好きなおもちゃで遊べることに。
しかし、数分後にはまた他のおもちゃで取り合いをしてしまう。子どもあるあるだと思いつつ、何とか仲良く遊んでもらえないかと「貸してあげる?」「こっちもあるよ」など提案するが、どうにも難しい。
今度は息子が気に入っているごみ収集車で遊ぼうとした 4歳のお兄さんから息子がおもちゃを取ってしまったのだ。「貸ーしーて」と言われるが、首を振り、「ううん」と伝える息子、それでも遊びたい 4歳は繰り返し「貸ーしーて」と息子を追いかける。
「まだ貸したくないみたい、ごめんね」と伝え、4歳のお兄さんとは新幹線のこまちで遊ぶことに。
そこに息子が近付いてきて、こまちを持っていってしまった。お兄さんも今度は自分が使ってたおもちゃだから容赦なく引っ張る。でも息子も離さない。とうとう息子が泣き出してしまい、それを聞いた 4歳も涙目。
「これは◯◯くんが使ってたよ」と伝え、息子からおもちゃを取り、4歳君に渡すと、息子は大泣き。
それからも度々使ってるおもちゃを取りに来るように。14時を回り、お昼寝をしていない息子は機嫌も良くなく気持ちの切り替えが難しい状況であることは、親には理解できる。しかし、やはり友達のおもちゃを取る行為は意地悪に見えてしまうし、せっかく一緒に遊んだのに息子との遊びが相手に嫌な思い出にならないようにしたかった。
なので息子に「今、使ってるみたいだよ」と伝え、おもちゃを返させるよう努めた。
でも…
友人が帰ってしまってから、ふと考える。
息子からすると、唯一無二のお母さんに味方してもらえなかったのは悲しかったに違いない。
お友達の遊んでいるおもちゃを何度も奪い取った息子の行動は確かに悪い。でも私はそれをちゃんと伝え切れずに力業で解決したのではないか?
お友達とは仲良く遊んでほしいし、おもちゃも順番で貸し借り出来るようになってほしいし、周りから好かれる子になってほしい…
でも、私は正しい子育てがしたいわけじゃないし、『良い子』を育てたいわけでもない。
息子に接していた時に、少しでも周りの目を気にした対応をしてなかったか?
相手の親を気にして、おもちゃを返そうとしなかったか?
自問自答した。
正解は分からない。というか、多分ない。
息子が他の子のおもちゃを取ってしまったのは良くないことだった。
私と一緒に遊んでても息子のおもちゃで息子のペースで遊んであげられる。でも、他の子がいるとそれが出来ない。
そして、大好きなお母さんが他の子と遊んでいるのは息子にとってとても寂しかったのだと思う。
おもちゃを取られた子のフォローとか、他のおもちゃを貸してあげたりとか、私はそんなことを優先してしまっていたけど、大事なのは『何故息子がそれをしたのか』をもっと丁寧に汲み取って、どうしたいのか、どうしてほしいのかを少しずつでも伝えることだったのではないかと思う。
息子の行動には、それなりの理由がある。
まだ言葉で伝えられない分、その部分は私が補ってあげないといけなかった。
今までも言葉で伝えることを大事にしてきた。決して声を荒げたりしなかった。何をしたかったのかを聞いて、何をしてほしいのかを伝えて、少しずつ行動に移せるように少しずつ気付きが出てくるようにしてきたのに。
とっさの行動では、私はそれを出来ないということを自覚した。
まだまだ親の力が足りない。私のサポート次第では、もっと仲良く遊べたかもしれない。息子もあんなに意地悪な行動に出なかったかもしれない。
そう思うと切なかった。
子どもとの日々を大事にしたいと思うのは、子どもの中でどんな瞬間が記録されるのか分からないからだ。
楽しく動物園に行った日の思い出より、家の庭に出ようとして叱られた瞬間の方が本人に刻まれてしまうかもしれない。
だから、どんな時を思い出しても出来るだけ笑顔の多い瞬間になるようにしてきた。
これからも笑顔の日々を送るために、もっともっと私も成長しなければいけない。
息子が世界を広げる為にも私が親力をつける!
子育てはこれからも続くのだから、キラキラした日にしたいのなら頑張りたいと心から思う。
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