#60 「前向きな人」と出会える場所に足を運ぶ
皆さんの周囲には、自分にパワーを与えてくれるような人がいますか? 前向きな人、本気で一生懸命生きている人は、そばにいるだけでもプラスの刺激を得られ、エネルギーがみなぎってくるものです。そういう人たちと出会い、時間を共有する機会を積極的に作ることも大切だと思います。
では、「前向きな人」には、どこに行けば会えるのでしょうか。
確率が高いのは、一般に向けて開催されている「セミナー」「講演会」などです。それも、「簿記・会計」「ファイナンシャルプランニング」といった実用的なテーマではなく、自己啓発や、課題解決にあたっての思考法・行動、時代の潮流や市場ニーズをつかむ、といったテーマがいいでしょう。つまり、人間としてビジネスパーソンとして、自己成長を目指す人が興味を持つようなテーマです。
私も、そうしたセミナーに多く参加してきました。講義・講演を真剣に聞くのはもちろんのこと、会場に来ている人たちも観察しました。会社からの指示で面倒くさがりつつ参加している人なのか、自主的に何かを得ようと求めてきている人なのか、表情や動きから何となくわかるものです。
また、前の方の席に座る人、ただ聞いているだけでなく手を挙げて質問する人なども、積極性がある人だと察することができます。そんな人を見つけると、「よろしければ名刺交換していただけませんか?」と声をかけました。断られることは、まずありません。
そして、同じ人と長々と話し込むことは避け、なるべく多くの人と名刺交換をするようにしました。「人脈を広げる」ことを目標としている以上、いろいろな方と接点を持っておきたいからです。中には、早々に共通点が見つかって話が盛り上がったり、相手から次々と質問を受けたりして話が長引いてしまうこともありますが、さりげなく会話を終えて次に移っていくようにしました。
セミナー、講演会のほかには、サークル活動のような場に参加するのもいいでしょう。仕事以外で自己表現をする場を持っている人は、前向きなエネルギーを感じられますし、そういう人が集まる場所は活気に包まれていて心地よいものです。
私の場合は、「朝活」が広がった時期にあちこちで開催された「早朝に読書をする会」や「ジョギングの会」のほか、料理やキャンプをする集まりにも出かけました。
そうした場では「人生を楽しむ達人」に出会い、その秘訣を学ぶこともできます。
私はお客様を訪問した際に、その会社の「スタープレイヤー」に会わせてください、とお願いすることもあります。その会社で能力を発揮できるのはどんなタイプの人なのかを知ることで、人材マッチングに役立てるという目的もありますが、イキイキと活躍している人と接することは個人的にもいい刺激を得ることができます。
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