見出し画像

#58 出会いたい人がいるなら、その「周辺人脈」にアプローチを

「こんな人、こんな企業に出会いたい」という目標があるけれど、ダイレクトにアプローチするのは難しい――そうした場合は、目的の人・企業の「周辺にいそうな人」を探してみます。

私の経験から一例を挙げてみましょう。
私は、企業に対して採用支援を行う一方、ビジネスパーソンの皆さんから転職のご相談をお受けします。そして一時期、IPO(新規株式公開)準備の経験が豊富な方複数名から「経験を活かして新たなステージを目指したい」というご相談をいただいていました。
ところが、当時の時勢ではIPOそのものが減っていて、ご経験を活かせるような求人がなかなか出てこなかったのです。

「IPOを目指している企業に出会いたい」ということで、まずアプローチしたのはベンチャーキャピタルです。彼らはIPOを目指す企業への出資や経営支援を生業にしているからです。他には証券会社やIR支援会社などにもコンタクトを取りました。

ベンチャーキャピタルや証券会社などの方を通じて、目的の企業につないでいただき、「貴社にとってこれから必要となるであろう人材をご紹介したい」とご案内。結果、何社かでご縁を結ぶことができました。
なお、企業側のニーズと求職者側のニーズがマッチして採用に至り、その入社者の活躍によってIPOが実現することで、ベンチャーキャピタルや証券会社側も目的を達成できます。お互いにWIN-WINのつながりを築くことができたわけです。

このように、皆さんが出会いたいと願っている人、あるいは企業があるなら、まず外堀を埋めていくのも有効です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?