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#55 自分は「どんな人に会いたいのか」を常に意識しておく

Six Degrees of Separation(六次の隔たり)」という言葉があります。これは古い戯曲に由来し、「6人程度を介すれば、世界中の人々と間接的な知り合いになる」という仮説で、アメリカの学者によって実験も試みられたようです。

私は十数年前にこの概念を知り、「世界は意外と狭い。会いたいと思う人がいれば、会えることを信じて人を介していけば必ず会えるんだ」と、希望に胸をふくらませたものです。同時に、会いたい人との縁を引き寄せるには、強い想いを持たなければいけないと考え、それ以来、人の縁をつないでいくことを意識してきました。

「出会いたい」を意識する対象は、特定の個人であっても、漠然と「こういう人物」というイメージでもいいと思います。私も長らく、「会いたい人との縁を呼び寄せる」を意識してきた結果、最近では、比較的早いタイミングで出会えるようになってきました。

例えば、私は日々クライアント企業から「こんな人材を探してほしい」というご依頼を受けるわけですが、単なる経験やスキルの条件が合えばいいわけではなく、「会社の理念に共感できる人」「価値観がフィットする人」など、ソフト面を重視されるケースも少なくありません。非常に難易度が高いのですが、「絶対に探し出してみせる」という強い意識を持っていると、意外と早く出会えたりするものです。
おそらく、強く願っていれば、少し近づいた瞬間に見逃さないのだと思います。立てっぱなしのアンテナが、ピピッと反応するのでしょう。

会いたい人に会うためには、それを意識し続ける。そして、いざというときに、機会を見過ごさないというのが秘訣です。


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