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#56 「社内人脈」を広げ、ソリューション能力を最大化する

皆さん、自分の会社にいるスタッフの顔を一人ひとり思い浮かべてみてください。
さて、何人思い出しましたか? 顔が浮かんだ人の中に、他部署の人はどれくらいいましたか? そしてあなたは、彼らの持つ知識・ノウハウ・スキルを正しく理解し、最大限に活用できていますか?

クライアントに対し、ソリューションの質を高めようとするなら、自分一人の力ではどうしても限界があります。しかしながら、「自己完結」させようとする人は少なくないようです。もちろん、「自力で何とかしたい」と努力するのは、自分の知識や能力を高めることにつながりますし、大切なことです。とはいえ、自分の視野の範囲を超えることは、なかなか難しいのが事実です。

ぜひ、周囲を広く見渡してみてください。あなたが持っていない知識、ノウハウが、組織内のあちらこちらに存在するはずです。それらをフルに活用しましょう。

私も新人時代から、人の力をたくさんお借りしてきました。クライアントの課題で、自分に知見がないテーマが持ち上がった際には、社内の各部署・連絡先が記された内線番号表を見ながら、「このテーマについて知識や経験を持っているのは誰か」と探します。当たりをつけたら連絡を取り、「こんなお客さまがいて、こんな宿題をもらっているんです。参考資料や事例などをお持ちではないですか」と相談。すぐに目的のものが見つかることもあれば、「自分は持っていないけれど、あいつに聞けばわかるかも」と、他の方につないでいただけたりします。資料などがあると聞けば、「メールで送ってください」ではなく、その部署まで足を運び、会ってお話をお聞きしていました。

駆け回ってノウハウを集めることで、クライアントの課題解決に役立てていました。自分一人で調べたり考えたりするよりもスピーディに進み、結果的に多くの案件を手がけることができ、業績アップにつながりました。

自分自身の知識を増やすだけでなく、「自分にない知識を持つ人」をどれだけ知っているか、その人脈をいかに活用するかも大切なのです。


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