デジタルのハーバード大と言われるHyper Islandでマスター(修士)を取るまでのお話3

こうして2018年8月からスタートするプログラムに参加することが濃厚になった私は、鬼からまずは家族の了承を得るように言われました。

Hyper Islandでは様々なプログラムが提供されていますが特に人気があるのは「MA Digital Management」と言われるマスター(修士)学位がもらえるプログラムです。このプログラムにはフルタイムと言われる朝から晩まで毎日学校へ行って約1年で修了するコースと、パートタイムという決められた日数だけキャンパスへ行き、仕事をしながら1年半かけて修了するコースがあります。
シンガポール校ではパートタイムコースしか提供していませんが、Hyper Islandはシンガポール政府から認定を受けているので、参加者は奨学金のようなものがもらえます。また、Hyper Islandのプログラムを採用した企業も助成金のようなものがもらえるそうです。
私は日本企業に勤める日本人なので関係ないですけど。

パートタイムということで、シンガポールに定期的に通う間、子供の世話をどうするか?そもそもこういうことになってるって、まずは夫に相談です。
話す前は正直、自分でもどこか現実離れしている感というか「許されるわけないよな、そんなの」と思ってました。だって夫も働き盛り世代、子は小学校にあがったばかりで、放置しておける年ではないです。
これまでもたまに海外出張へ行くことはありました。イタリア出張へ行っていた時、先生に「ママがサイゼリヤから帰ってこない」と告げた娘。その日から私のあだ名は「帰れま10」ですよ。でもやっと送り迎えの必要がなくなって、中学受験まではまだ数年ある、今が私にとってもチャンスかもしれない。でもなぁ、でもなぁ、、、普通に考えて無理よねぇ。
おそるおそる夫に話を切り出してみると、、、

「えー、いいじゃん。学費とか会社が出してくれるんだろ?すげーじゃん。平日は俺も仕事で遅いから、子供のことは両親の手を借りないとだめだけど、週末家事は出来るし。人生一回なんだからさー、思い切ってやんなよ。」

なにその懐の広さ。ポジティブすぎる。そうか、思い切ってやっていいのか。ありがとう!!!!
相談と同時にモヤモヤを払拭され、あっという間に夫の了承を得た私は、
続いて両親に頭を下げ、不在時の子の世話の約束を取り付けました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?