デジタルのハーバード大と言われるHyper Islandでマスター(修士)を取るまでのお話2

我社の女性役員(仏あらため鬼)は北欧視察で訪れたストックホルムでHyper Island/ハイパーアイランドに出会いました。

ーー

1990年代半ば、大学でコンピュータ・サイエンスの教鞭をとっていたイギリス人、ジョナサン・ブリッグス氏は、当時はめずらしかったマルチメディアの世界を教えるため、教材のソース(ネタ)を得る必要がありました。
そこで自らデジタルエージェンシーの会社をつくり、様々な企業のウェブサイト(ベネトンの最初のサイトとか)を手掛けました。
しかし、こんな問題にぶつかります。
優れたエンジニアはデザインのことを良くわかってないし、すばらしい表現力を持つデザイナーはビジネスやテクノロジーのことがわかっていない。
一緒に働くために、適切なスキルをもった人材が見つからないのです。
この経験から、当時メディアを使ってお金を集めるといった「ビジネス」をよく理解している人(TV・映像のプロデューサー)を創業者のメンバーに加え、「時代の求める人材を創出する」ために生まれたのがHyper Islandです。

こうして、テクノロジースクールでもない、ビジネススクールでもないし美術の学校でもないけど、これら全てを高い水準で融合している新しい学校が生まれました。そして23年の時を経て、ストックホルム、ロンドン、マンチェスター、ニューヨーク、サンパウロ、シンガポールに拠点を持ち、教育ビジネスの中で得られた知見を企業向けのコンサルティングサービスとして提供もしちゃうという、なんとも説明しづらい企業に成長しました。

ーー

このような背景に強い興味を抱いた鬼は、Hyper Islandの本社(ストックホルム)を訪れた際、「創業者のジョナサン・ブリッグスは現在シンガポール校を拠点に活動しています。アジアにおいてシンガポールはとても重要な拠点なんですよ。」と言われるやいなや、私をHyper Islandシンガポール校のプログラムに参加させると決めたのでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?