10/1に発売「SWOT分析による戦国武将の成功と失敗」何故、歴史とビジネスなのか?
10/1、ついに、書籍「SWOT分析による戦国武将の成功と失敗」が販売開始されました。
https://www.amazon.co.jp/dp/4828309160/
なんと、緊急事態宣言の解除とともに発売されるというGoodタイミングです。
色々な方々からの支援や助言のおかげで、2019年末に「戦国SWOT」が始まり、そして2021年10月に、ビジネス教育出版社より書籍化されました。ありがとうございます。
この本では、12人の戦国武将の事績をSWOT分析で追いかけていく事で、ビジネスにつながる知見を見出そうと試みています。
「事業承継」「ブランディング」「組織と人事」「生存戦略」の4つをテーマに、3人づつ武将を比較検討しています。
1. 事業承継:武田勝頼、上杉景勝、北条氏政
2. ブランディング:伊達政宗、立花宗茂、真田幸村
3. 組織と人事:島津義弘、最上義光、佐竹義宣
4. 生存戦略:柳生宗矩、千利休、来島通総
この本は、歴史が苦手なビジネスパーソンにも読んでいただけるように、年表や地図を入れ、さらに最後のまとめにはグラレコを入れ、できるだけ分かりやすくなるようにしています。
そして、なぜ、ビジネスを知るのに歴史を使うのかというと、ある経営者の評価の乱高下が大きな理由でもあります。
バブル崩壊前後の世代として、ダイエー創業者の中内氏の評価が、流通の神と持て囃されたのに、一気に評価を覆された姿を見てきました。
ある時は褒め称えられ、ある時は酷評され、その時代の背景によって、語られ方に差がありすぎます。経営者やビジネスモデルを今の姿だけを評価するのは難しいと感じているからです。
戦国時代の上杉家における直江兼続は、上杉景勝を支える大黒柱として活躍したものの関ヶ原の敗戦の責を負って、死後、米沢藩では奸臣扱いされていました。
しかし、150年後、上杉鷹山によって、その政策が再評価され、今では大河ドラマの主人公に抜擢され英雄扱いされています。
この歴史を見る限り、評価というのは時代とともに移ろい変わるものだという考えから、それならすでに結果が出て何百年と経っている戦国時代の経営者である戦国武将を分析した方が、冷静で客観的に評価できるだろうとスタートしています。
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