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デモ駆動開発について

トクイテンの森です。お昼の間は徐々に寒さが和らいできましたが、我々のビニールハウスの隣の作業スペースでは午後3時以降になると一気に冷えて作業効率が一気に下がってしまうのが辛いところです。現場での作業が増えてきましたので、本格的な春が待ち遠しいです。

デモ駆動開発とは

トクイテンのロボット開発ですが、ここ最近は広報用動画の作成やデモのための開発を進めていました。農業の役に立つことがロボット開発の目的ですが、そこまでに至るには時間がかかります。そこで、このnoteも含めて、会社内外の方々へロボット開発に関する理解を得る広報活動は重要だと考えています。

同時に、デモやビデオ制作の締切は開発の加速のためにも利用していました。私はこれを「デモ駆動開発」と呼んでいます。デモ駆動開発を意識したのは2000年の高専ロボコンに出場した時です。当時はそのような名前はついていませんでしたが、リーダーとして開発の進捗を考えた時に、中間的な締切を作らないと開発が進まないと考えて、適宜学科の先生方へデモをする日を作ったり、NHKの番組取材などの日までにやるべき事を約束したりしたのを覚えています。

実際、年末年始にかけては少し無理をして開発を進めて、撮影やデモに間に合わせました。撮影のためとは言ってもCGを作るわけではないので、実際に農業に使うためのロボットができてきました。

ロボットベンチャーにとってのデモの重要性

ロボットベンチャーにとってロボットの動作を目の前で見せるデモは資金調達や顧客獲得に重要な役割があると考えています。最近もデモを見た方から「実物を見て未来がイメージができました」との言葉をいただきました。

動かなければ何もやっていないのと同じと言われがちな世の中ですので、最終的に役に立っている姿だけでなく、そこまでに至らない段階でもロボットを「見せられる」節目を作って理解を得ていきたいと考えています。もちろん、動画やデモのためのだけの開発をしてきたわけではありません。事業の本質が分かっていただけるような見せ方を考慮しつつ、役に立つロボットを作るという本質を見失わないように開発の優先度を考えています。

栽培の進んでいくここからは実際に使っていって改善を進めていきます。ご期待ください。

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