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ドリル解説|フィストスイムの真の目的

今回は
「フィストスイム」の
ドリル解説をさせて頂きます。

フィストスイムとは、
手のひらをグーにして泳ぐドリルです。

こちらは、右手だけグーのクロール。

主なドリルの目的は
「前腕で水をつかむ」
ですが、
「何故、前腕で水をつかむ必要があるか?」
というところに
真の意味があります。

フィストスイムは前腕で水をとらえる練習です。

人は無意識で
水をつかもうとすると、
ショベルカーみたいに
「手の先」で
水をつかもうとしてしまいます。

これは大袈裟ですが、こんな感じになってしまいます。

そこで、
フィストスイムにして
前腕で水をつかもうとすると
あることを意識しなくては
いけなくなります。

それは、
肘と手を同時に動かさなくていけない
…ということです。

肘と手を同時に移動させることで、前腕に水が引っかかります。肘か手のどちらか片方しか動かないと、前腕には水がかかりません。

このように
肘と手が連動して動くようになると、
広背筋を使うことができるようになってきます。

実際に、
ショベルカーな動きは
「腕の力に頼っている」と起きる現象で
より効率を上げるためには
背中(広背筋)を使うプル動作が
重要になってきます。

理由は簡単で、
腕の筋肉より背中の筋肉の方が大きいので、
力も持久力もあるから…ですね。

腕の筋肉に頼るとこの形になりやすくなります。
肘と手を同時に移動させて、前腕で水をつかもうとすると、広背筋で水を引っ張ることができます。


なので、、、

フィストスイム
→前腕で水をとらえる
→広背筋を使えるようになる

と、いうのが
「真の目的」ということになります。

12.5mフィストスイム+12.5m通常クロール
という練習でスイムに繋いだりします。

「なるほど〜」
と、感じた方は、
是非、練習のときに活用されて下さい😊

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