続けるための時間見積もり法
競泳において、
一番の敵は時間(タイム)です。
もちろん、
ライバル(人)もいるとは思いますが、
競泳は
判定やジャッジなどがない競技なので、
やはり時間(タイム)との戦いになります。
現役時代は…
(このペースで泳いだら、
これぐらいで泳げる。)
(このペースだと
後半、サークルに間に合わなくなる。)
と、いう時間予期を
長年繰り返して
肌に染み込ませてきました。
大会前には、
イメージトレーニングの一環として
床に横になり、目をつぶり、
片手にストップウォッチを持って、
頭の中でレースを泳ぐ…
なんてことをしたりしました。
頭の中でスタートした瞬間
ストップウォッチを押して、
タッチでストップウォッチを止める。
すると…
なんと目標タイムと1/10秒まで同じ。
なんてこともありました。
このように
時間予期には自信があったりします。
しかし、
時間予期が濃くなり過ぎると、
だんだん効率重視、合理化になってきます。
10分刻みで
ぎっしり予定を詰めてしまい、
自分がキャパオーバーしていることに気づかず、
いつのまにか
パフォーマンスが落ちてしまったり…
なんてこともあります。
自分の行動が
予定通りに始められて
予定通りに終わることは
狙ったタイムで泳げたときのような
達成感があります。
でも予定通りに始められなくなると、
なんだかイライラしてしまったり、
「もうやらなくていっか…」
なんて気持ちになってしまったりします。
スタート時間を決めてしまうと
その時間に始められなかったときに
気持ちがネガティブに動いてしまうんです。
だから、水泳と同じで
「サークル」だけは決めておくルールで
スケジュールを決めています。
「サークル」とは、
予定を終わらせる時間。
そして次の予定に移る時間です。
「15:00になったら、
何がなんでもその予定は終わらせる。」
と、いうような締め切りルールです。
これが私にとって
非常に効率を上げてくれるルールです。
水泳の自主練に関しても、
「○時から泳ぐ!」と決めてしまうと、
その時間から泳げなかったとき、
なんだか気持ちが
ネガティブに動いてしまいます。
もちろん、
時間通りに始められることが
一番ですが…
終わりの時間だけを決めておけば、
メニューを調整したりして、
最低限の練習に取り組むことが出来ます。
何事も大切なのは
ネガティブにならないように
継続することです。
スケジュールは
スタート時間を決めるより、
ゴール時間を決める。
感情がネガティブにならないために
私が行っている続ける工夫です。
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