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有料級!!練習メニュー作成のキモ|後編

今回はメニュー作成のキモの
最終章になります!

前回の続きです!

メニュー構成の基本は、、、

階段の下の方(序盤)で行う練習内容は
「難易度が低いもの」を行い、
階段の上の方(その後)で行う練習内容は
「難易度が高いもの」を行います。

この練習(やドリル)の
「難易度を決めること」を
私は「練習の鑑定(ドリル鑑定)」と、
呼んでいます。

レベルを間違えると転がってしまいますね・・・w

コーチの中には、
「なんか良いネタ(ドリル)ないですかね?」
・・・と、質問してくる方もいますが、
ドリルは単品で活きることは
滅多にありません。


その前後の練習メニュー
間違えてしまうと、
ちゃんと効果を発揮できないんですね(笑)

そのため、
ドリルは行う前に鑑定が必須です。

やったことがないドリルなら
尚更ですよね!

私が先日、出版させて頂いた
水泳本「大人のやさしい水泳教室」に
お名前を書かせて頂いた
立教大学水泳部(競泳)の
ヘッドコーチの角田先生も
「やっぱり、俺が教えたドリルを
そのままやるだけじゃ意味がないよね…」

と、話されていました。

その理由の一つに
「練習の鑑定」をしていない…
のが、当てはまると思っています。

本の最後のページにもお名前を書かせて頂きました!
細田さんが描いてくれる角田先生。

コーチは新しいドリルや
練習の情報を得ると
いち早く生徒さんに伝えたいため
レッスンで行いたくなります。

しかし、
それ単品では、そのドリルの効果は
最大限に発揮されないことがほとんど。

私の感覚ですが、
そのドリルを鑑定して、
自分の中で難易度を決める必要があると
考えています。


例えば、、、

スカーリングのジャンルの鑑定であれば、、、

スカーリングフロント…難易度A
スカーリングミドル…難易度C
スカーリングリア…難易度B


のように、
難易度をA(Hard)〜C(Eazy)をつけます。

そしたら、
スカーリングを練習する順番は
①スカーリングミドル→②リア→③フロント
になるわけですね。

実際、多くの方がフロントスカーリングから
スカーリング練習を行い、
「難しい」「進まない」と話されています。


難易度がわかれば、
正しい順番で行うことができるわけです。



以上のことから・・・

私が日々、
レッスンの組み立てや
練習メニューの作成のときに
意識していることは、、

①集める
→ドリルや練習方法のストックを蓄える。

②鑑定する
→そのドリルや練習方法を「鑑定」し、難易度別にわけて、引き出しにしまう。

③順番に並べる
階段を登り、頂上(理想)を目指すために、難易度に合わせて、練習の順番を考える。

④微調整
うまくいかなければ、同じ難易度、もしくは難易度を下げて、別の練習を行う。

⑤違うアプローチ
それでも上達が感じなければ、新たな練習方法を編み出したり、全く別のアプローチを考える。

です。

初めは、
一本道の階段を登って、
頂上(理想の泳ぎ)を目指すイメージですが、
コーチ歴が長くなり
「練習ストック」と「鑑定力」がついてくると、
ありとあらゆる方向からアプローチが
可能になっていくわけです。

私からみた角田先生はこんなイメージです。

以上が
練習メニュー作成のキモです。


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