イヤホンとマイクでリモートワーク環境をなんとかしたい話
このnoteについて
みなさんはリモートワーク、うまくできていますか?
4月から1ヶ月ほど自宅でリモートワークしていたのですが、
・会議中もイヤホンマイク使用
・discordで常に待受可能にする
というルール下では、耳まわりが物理的に持たなくなることが多かったので、このnoteでは、「なんとか工夫して快適な環境を手に入れないか」試行錯誤したことを書きます。
個人的な持論
WEB会議の品質を上げるために優先したいのは、
「通信環境 > 音声 > 映像」
だと考えております。
通信環境は音声映像どちらにも影響するので最低限を確保するとして、
実は音声の、特に自分では評価が難しいマイクが重要だと考えています。
WEB会議だと資料や議事録を見ながら話すことが多く、実は映像はそんなに見られていないはず。
感情の伝達についても、一定の音質があればかなり伝わります。
音声と映像を5段階でフィードバック
チーム内で定期的に音声と映像の品質について、
次の尺度でお互いにフィードバックしあっています。
音声
5:最高。プロ並み。オールナイトニッポンかよ、、という感想
4:良い。とにかく聞きやすく、声色から細かい感情がわかる
3:普通。何を言っているか、内容は無理なく分かる。
2:悪い。時々途切れる、遠くから聞こえるなど受信側に負担がかかる
1:最悪。かなり集中しないと聞き取れない。壊れたラジオ
映像
5:最高。プロ並み。YOUTUBERかよ、、という感想
4:良い。顔がよく見え、感じも良い
3:普通。まぁ自宅だとこんな感じだよね、という程度
2:悪い。逆光で顔が見えない、首から下しか映っていないなど
1:最悪。ほぼ止まっている。これならいっそカメラオフにしてほしい
※以下の評価はこの尺度に基づいています。
1.インナーイヤー型イヤホンマイク(評価:3)
※上記はイメージ
リモート初期では、スマホ付属品のインナーイヤー型のイヤホンマイクを使用していました。
良かった
キーボードのタイピング音も防げ、内蔵マイクに比べてかなりマシになります。基本的に挿すだけで、ややこしい設定が要らないのも良いです。
良くなかった
ただ耳の穴(耳介)に装着するので、長時間つけると耳の穴を押し拡げられる感じに痛くなってきました。。
2.カナル型イヤホンマイク(評価:4)
次はゲーミング系のカナル型イヤホン(有線)を買ってみました。
良かった
このイヤホン、インカム型のマイクがついていて声を拾いやすいうえ、
物理スイッチでマイクミュートできるのもポイントが高いです。
イヤホンとマイクどちらも音質が良く、
今回試した中では最もコスパの良い買い物でした。
良くなかった
イマイチだった点として、インナーイヤー型よりも密閉度が高い分、
自分の声が聞き取りづらく無意識に小声になってしまうことがあります。
また、耳の穴内部が蒸れやすいため、
日常的に長時間の装着すると、肌が敏感な人はかぶれたりします。
(かぶれたりしました)
3.無線ヘッドホン(評価:3)
次はロジクールのゲーミングヘッドセット(無線)です。
良かった
それなりの値段がするのもあって良い点はかなり多いです。
・マイクを上げたら自動でミュート
・イヤーパッドがメッシュ仕様でやや蒸れにくい
・自分の声をモニタリングできるため小声になりにくい
良くなかった
ただ(無線のためか)マイクの音質はやや潰れた印象でそこまで良くないようです。
またヘッドホン故に側圧がかかり続けるため、長時間の装着に向きません。
(頭痛くなりました)
4.コンデンサマイク(評価:ほぼ5)
"たまたま"家にあったコンデンサーショットガンマイクがありましたので、
オーディオインターフェース(コンデンサマイクとPCをつなぐための機材)を買ってつなげました。
良かった
音質面は試した中で一番良かったです。
ラジオほどではないですが、肉声にかなり近い情報量で聴こえるようです。
また、イヤホンと物理的に分かれているので、
耳の調子にあわせてイヤホンorヘッドホンを切り替えられるのがとても良い。マイク品質を維持しながら「午前中はヘッドホンで午後から有線イヤホン」みたいな戦略が取れるようになります。
良くなかった
マイクスタンドにオーディオインターフェースにと取り回しが悪く、
ちょっと場所変えて仕事するか~という需要に対応できないです。
集音性が高すぎるのかキーボード、マウスの打音がまあまあ入ります。
会話の邪魔になるほどではないようですが、「メモ取ってるな」など思われそうでやや気になります。
あとは気づいたらサウンドハウスでコンデンサマイクを選んだり、
防音室の作り方とかを調べてしまうので、レコーディング沼への第一歩になりそう。
論外.ノートPC内蔵スピーカー&マイク
是非やめていただきたい。
良くなかった
物理的にキーボードの打鍵音がめちゃめちゃ入るので、
議事録取る人がこの環境だと会議にならない。
良くなかった
スピーカーから出た音声をマイクが拾い、こだまになる。
この環境の人に喋りかけると、自分の声が遅れて聴こえるいっこく堂になるので喋りづらい。
(ソフト側でエコーを打ち消すこともできるが...)
結局どんな環境になったのか
・マイクはコンデンサマイクで、
・耳の調子にあわせて任意のイヤホンorヘッドホンをローテーション
これにより耳が痛い、頭が痛いといったストレスはなくなりました!
・・・
これで快適な音声環境が整ったのかと思ったのですが、
今度は通話相手の音声品質が悪いと、ストレスになる病になりました。
当たり前ですが、自分の環境はなんとかできても、
相手の環境はコントロールできないのです。
このままだと、自分の声はクリアに相手に届くものの、
自分には相手から内蔵マイクの雑音まみれの声しか届きません。
聞き取れなかったからと聞き返すものなら、
「こいつ集中して聞いてないな」などと思われかねないのです!
(誰と闘っているんだ感)
そこで、通話相手に自発的に音声環境を改善させるアイデアを考えました。
・複数人参加する会議で、お互いの音質を5段階尺度で評価しあう
→明確な差がつくと、向上心や見栄が働き改善に繋がりやすい
・2000円前後の安いイヤホンマイクを買わせる
→安いイヤホンマイクであっても音質は3~4になるので、成功体験になる
・リモート会議と音質(特にマイク)の関係について、考えを発信する
→特にオープンな場で宣言すると、それを知りながら低品質の通話を続けるには心理的な負担がかかります。
...ここまでお読みいただいた方はお気づきかもしれませんが、
このnote自体も、通話相手の環境へなんとかするための布石だったのです!
な、なんだって~!
...というわけで、リモートワークで自分が快適な環境を整えたい方は
自分だけでなく色々な人に環境を整えるよう、本noteを参考に是非啓蒙してください。
そしてこのnoteをシェアしたりスキしたりして、
「リモートではクリアな声を相手に聞いてもらうのが良いことなんだな」
という空気を醸成いただければ幸いです!
これからもリモートワークがんばります、
今後とも何卒よろしくお願いいたします!!
おまけ:記事で紹介した機材へのリンク
(スキが100超えたら防音室つくるので、広告収入は建設費用に充てますw)
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