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【読書感想】酒、やめようかなと思うー町田康著『しらふで生きる』を読んで
町田康著 幻冬舎 2019年出版
町田康の酒をやめたことについてのエッセイ。町田康も変な人。酒をやめた理由は特にないのだが、本人曰く、「ただ気が狂っていた」としか言いようがないと辞めた自分のことを振り返る。
私は酒をやめようとは思わないけど、もうちょっと節制したいな、とは思っている。でも、すごい酒飲みだからと言って、酔って記憶が飛んだり、おかしな言動や行動はとったことはほとんどないように思う。お酒飲みすぎる人は、それを顧みるととても辞めたくなるらしい。どちらかというと、飲んだときに頭がぼーっとしてなにもできなくなるタイプに最近なった。そうすると、その時間がもったいないというか、結局まどろんで終わってしまう。それが難点である。若いころは、友達と酒盛りして、帰宅するまでに、途中で吐き気を催したりしたこともあった。でも、それ以外には最近は酒飲んで失態を侵してないので、それほど、酒飲んでやな思い出というものはない。この本を読んでから、私も少しは節制してみようと、一杯までとかやってみたりしたんだけど、酒はちょっと飲むともっと飲みたくなる。そして、続けて二杯三杯となってくると、あとでだるーい感じになってきて、眠たい、になる。一番の理想の酒の飲み方は、食事がおいしくなるように、ほんの少しだけ食事とともにとることだ。それだけでよい。味わうというか、酒はそれだけができない。もっと飲みたい→飲む→ぼーっとする→何もできない、というオチでいつも寝る。こんなんでいいのだろうか。と、ここまで、酒を飲むということを考えながら書いていたら、だったら、酒は思い切ってやめてしまう方がいいんでないの、と思えてくる。でも、食事して酒飲んだときに「おいしい」と思う感じはどうしても捨てがたい。こんな楽しみを切り捨てるなどできない。
町田康は酒辞めてよかったのは、脳髄がすっきりとしている、といっていたが、そういうのもあるのかもね。
酒もたばこもない人生なんてあるかい、と思ったけど、確かにふたつともやめればすっきりして、その分違うことに時間が回せる。
正直言うと、私も人生このままじゃまずいと思って、いっそのこと酒辞めたらいいんじゃないの、とこの本読んでみたけど、何事も節制よね、と思う。度が過ぎるといけないということになる。
とりあえず、タバコはやめようとおもった。
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