【マンガ感想文】新しい女子高生の生き方ーー『CHANGE!』を読んで
曽田正人 講談社月マガ 2018年出版
この本も朝日の書評に載っていたから、私の読む本リストにあったんだと思う。試しに一巻買ってみた。
女子高生が日本語ラップを始めてみようかなーと思い始めるストーリー。校紀係のしおりさんが、ひょんなことで渋谷のクラブに行くと、同じクラスの不良っぽいミキと遭遇して、ヒップホップのラッパーバトルの世界に入っていく。文字が少ないマンガだが、男性のラッパーと女子高校生がバトルしてるシーンはなかなか読みごたえがある。マンガだから音楽の表現が難しいと思うが、ラップしてる韻のようなものが、読んでて伝わってきて、日本語のラップに興味がない私としては、文字数とか関係している、という話に、なんだかフーンと思った。
しおりさんが、バトル中に急に言葉を失って、どうなるのか、急に歌いだすのか、と思ったシーンがあったが、そこの溜めがなかなか良かった。まだ初心な女子高生と、これからの伸びしろを感じた。この1巻の最後に、ミキがラップするシーンがあるんだが、なんだか青春感じちゃって、女性の生き方の新しい形をこのマンガは表現しているような気がした。
ぜひ、女子中学生、高校生に読んでもらいたいし、ヒップホッパーの大人の人も読んでみたらいいと思った。続きを買おうか迷える。
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