【読書感想】現代社会におけるルッキズムーーパク・ミンギュ著『亡き王女のためのパヴァーヌ』を読んで
パク・ミンギュ著 中川美津帆ほか訳 クオン社 2015年出版
パク・ミンギュという作家が書いた恋愛小説。クオン社が出版してる「新しい韓国の文学」というシリーズを踏破しようと思って読んだ。
始めの雪が降るシーンからの男女の光景が、なんか、一昔前に流行った韓流ドラマっぽくて、いかにもヨン様がでてくるんじゃないの?みたいな甘い恋愛小説の始まりでちょっとうんざりした。そこそこ長い小説だったが、終始、その甘い男女のやりとりがなじめず、韓国現代小説っておもしろい、と最近思っていた