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読書日記

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読書記録をまとめました。
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2023年2月の記事一覧

【読書感想】超地球的なことーーソン・ウォンピョン著『プリズム』を読んで

ソン・ウォンピョン著 矢島暁子訳 祥伝社 2022年出版  図書館の棚にあったから、借りてみ…

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【読書感想】女性が老いるということを考えるーーノーラ・エフロン著『首のたるみが気…

ノーラ・エフロン著 阿川佐和子訳 集英社 2013年出版  図書館の棚見てて、目に留まったか…

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【読書感想】デジャヴな感じがした一冊ーー吉田篤弘著『あること、ないこと』を読んで

吉田篤弘 平凡社 2018年出版  最近、吉田篤弘さんの小説を読んで、もうちょっと彼の書いた…

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【読書感想】図書館の歴史ーー高山正也著『図書館の日本文化史』を読んで

高山正也著 ちくま新書 2022年出版  小さいときから図書館のヘビーユーザーで、図書館でバ…

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【読書感想】喉からウサギ出てくるーーコルタサル著『奪われた家/天国の扉』を読んで

コルタサル著 寺尾隆吉訳 光文社古典新訳文庫 2018年出版  なんとなく、図書館で借りれる…

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【読書感想】希望が持てる話ーーソン・ウォンピョン著『アーモンド』を読んで

ソン・ウォンピョン著 矢島暁子訳 祥伝社 2019年出版  この本、数年前すごく売れて、よく…

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【読書感想】胸が握りしめられる読後ーーハン・ガン著『ギリシャ語の時間』を読んで

ハン・ガン著 斎藤真理子訳 晶文社 2017年出版  ハン・ガンの小説をもっと読んでみようと思って、この2017年出版された本を図書館で借りて読んでみた。  「ギリシャ語の時間」というタイトルに惹かれた。学部時代、古典ギリシア語を履修していた私は、韓国の小説で、ギリシア語という言葉が小説タイトルになるのは珍しいと思った。自分は何も考えないで、フランス語を勉強し、ラテン語、古典ギリシア語を履修してきたのだが、日本人の私がこんなこと勉強してるなんて、かなり異質なんじゃないかと

【読書感想】青年たちの気持ちになるーー村上龍著『半島を出よ』を読んで

村上龍 幻冬舎 2005年出版  図書館で働いていた時に、自民党の石破さんにそっくりな人がし…

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