見出し画像

【DV(家庭内暴力)の話】

私は初婚、妻は再婚。いきなり3児のパパ、いまは4児のパパです。

私と妻は、昨年の12月からクラウドファンディングに挑戦しました。69名の支援者の方から、合計149万3000円をいただき、無事に成功することができました。

このクラファンの大きな目的は、資金集め、、、という意味だけではなくて、より多くの人が「DVの恐ろしさを知る」「暴力(身体・精神・経済・性的)を許さない」「子ども世代への予防教育の必要性を感じる」ことにきっかけとなることでした。

69名の方は、それぞれ異なる背景や思いを持って応援してくださいました。「守屋がやるなら応援する!」「DV根絶に向けて頑張れ!」「見返りはいらないから、とにかく託した!」

あらゆる共感の輪が生まれたことは正直言って驚きでした。クラファンを通じて、この活動を行う意義を改めて深掘りできたと感じます。だからこそ、実践の場、講話・講演をする場では、本気で伝え、本気で目の前の子どもたちのためにできることをやろうと、思えました。

2022年2月15日、記念すべき第1回目の講話を行いました。訪問した学校は、東京都町田市立忠生中学校。昨年、忠生中の支援学級を担当する先生から「ソーラン節を指導してほしい」という連絡があり、コロナの影響もあって、オンラインで春と秋の2回行ったことがきっかけでした。

初陣である講話。私たち夫婦で幾晩にもわたって「何を話そうか」「中学生の心に響く内容ってどんなのだろうか」「DVを予防しよう!ということではなく、”愛、とは何か?”家族"とは何か?を伝えるにはどうしたらいいか」と、めちゃめちゃ頭を悩ませながら考えました。同時に、忠生中で伝えたことを社会に広く伝えて、自分たちの活動が多くの人に届くようにYouTubeで発信しようと思い、動画を制作しました。制作を行う上では、撮影から編集までを私たちの想いに共感してくれている仲間にお願いし、素晴らしい映像と、編集をしてもらいました。そして、子どもたちのプライバシー保護の観点にも十分考慮するために、忠生中の先生には何度も動画を確認してもらいました。

そして、、、ついに完成しました。

69名の想いを乗せた『命の講話「アイノカタチ、家族のカタチ」』を、動画というカタチでYouTubeを通じて社会に発信します。私たち夫婦がどのようなメッセージを伝えたいのか、子どもたち世代から気づいて欲しいこととは何か、DVの被害者にも加害者にもならないためにはどうしたらいいのか、約11分の動画にまとめました。最下部にURLを載せましたので、是非ご覧ください。

最後に、、、私たち夫婦が「なぜ、講話をするのか!?」を改めて考えたとき、行き着いた理由は、

\「私たちの我が子たちのため」/

でした。

私たちには4人の子どもがいます。連れ子だった3人は、DVの環境下で育ってきたことで、自尊心や自己肯定感が本当に弱いです。彼らと生活を共にしてきて、彼らは相当な ”被害者” であると実感します。身体的な暴力は目に見える傷で、時間が経てば多少は癒えるかもしれない。でも、一番の根深い傷は、精神的な暴力による心の傷であり、何年経っても拭いきれない呪縛のように子どもたちにまとわりついています。

だから、呪縛から解き放たれるためにも、自分を否定しないで生きて欲しいし、自分が認められていることを実感して欲しいし、自分のために本気で生きて欲しい。子どもの心を癒す方法として専門家にカウンセリングをお願いするという方法もあるけれど、子どもと親の関係を再構築することが一番だなと思います。親として子どもにどう向き合っていくか、寄り添っていくか、安心を与えていけるか、そこを突き詰めていった先に明るい未来があるのでは?と思っています。昔の家庭とは、異なる環境で、伸び伸びと生きていき、心から "この家が好き" といえる家庭環境を作っていきたい。常に答えのない、難題を突きつけられるのが子育てだからこそ、親の私たちが元気に前向きに、生きていくことが重要なんだと今は思っています。

以上、長い文章を読んでくださりありがとうございました。

誰もが "被害者" にも "加害者" にもならない。

自分の人生に "本気" で生きる。

その想いを込めて、これからも私たちは講話し続けていきます。

【実話】家庭内の独裁と支配から子どもと逃げ、生き延びた母親の必死の訴え(命の講話「アイノカタチ、家族のカタチ」in東京都町田市立忠生中学校)
https://youtu.be/4KKQPmyv758

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?