独立の種②

最近、もやもやと考えていること。
税理士資格を取った後に、どうやって生きていくか。

業界の事を知る

税理士は税法の専門家だから、税にまつわる問題には精通していなければならない。自分はまだまだ知らないことも多いから、もっと勉強したいと思っている所です。

ところで、税金の問題と言っても、何もない所から急に税金が降って湧いてくるのではありません。法人や個人が、物を売ったり買ったりする結果として、税金が発生するわけです。

その税金の問題を正しく理解するには、”物を売ったり買ったり”についても、正確に把握する必要があると考えています。現に、租税法の裁判では、必ず事実認定が行われ、それに法律の枠組みを当てはめて判断が下されます。

一口に”物を売ったり買ったり”と言っても、業種業界によって様々な形態や取引があります。それらの全てを知ることはできないでしょうが、少しでも理解を深めたいと思い、いわゆる業界研究本を読んでいます。

以前、アニメ制作の本を読んだのもその一つで、実際にビジネスがどのような流れで行われているのかを知らなければ、税金の問題も正しく判断することはできないと考えています。

新しい取引

業界の事を知る。それは言ってしまえば、既に存在する取引を勉強することです。ところが、昨今はITを活用した新たな経済の仕組みが次々に生まれています。

特に、シェアリングエコノミーを前提とした新しい働き方、生き方が過渡期を迎えている現代において、それらの理解は不可欠だと思っています。裏を返せば、そこには税務上の問題を解決する需要があるとも思っています。

そうした新しい取引に対応していくには、既存の業界について知るだけではなく、民法をはじめとした私法上の考え方を理解した上で、様々な”物を売ったり買ったり”の仕組みを捉えないといけないだろうなと考えています。

税理士試験にしても、会計帳簿を一つ付けるにしても、既に取引が存在することを前提としているために、その前提について深く考える機会があまりありませんでした。

というわけで、民法の勉強もしたいと思っている所です。大学院でも授業を取れればよかったのですが、そこまで手が回らずでした。

終わりに

結局は、もっともっと勉強しないといけないことだらけなわけです。それに反して、本を消化するスピードが全然追い付かずに積み本の山がどんどん高くなっていっています。


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