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50歳を前に1年間マンガ教室に行く【2回目】


今回は5月11日、12日の講義に参加をして感じたことをまとめています、ご参考になりましたら嬉しく思います。


マンガで伝える とは

今回の講義は「マンガで伝える」でした。ネームを書き、完成稿を仕上げ、デジタルやアナログで発信する。読んでもらうために書く。
「伝える」と一言で言っても、作家、読者、編集者、伝わり方もそれぞれあります。技術的なことも講義では多くありましたが、その中でも印象に残ったひとことは浦沢先生が話された「SOMEBODY、、、誰かに届けばいいな」この一言がとても心に刺さりました。たくさんの人に「いいね」をもらう。嬉しいですが、つい忘れてしまう大切なことが、この一言には多く込められている気がしています。

浦沢直樹先生から学んだこと

1.創作の原点:マンガへの情熱と反逆心

浦沢先生は、「マンガを描くことへの情熱」と「反逆心」がマンガを書くことにはとても重要だと強調していました。自分は幼少期にマンガを読むと馬鹿になるから止めなさい!よく親に叱られました。40代後半以降の世代の方ではそんな記憶もあるかと思います。読むことはもちろん、漫画を描くことは決して歓迎されない、浦沢先生はそれでも描き続けたことで情熱と反骨精神が育まれたそうです。これは、今の時代にも通じる大事なポイントだと思いました、貫き通す、もう一度よく考えて前に進んでいきたいと思います。

2.自分の中から湧き出るものを表現する

先生は名古屋の大学で講義も8年間されていたそうで、当時は学生たちに「自分の中から湧き出るものをどう表現するか」を教えていたそうです。具体的には、自分が描こうとしている漫画の予告編を描いて、それを見て「本編を読みたい」と思わせるような内容にすること。この方法、すごくクリエイティブでワクワクしました。頭の中で描くものもアウトプットしてみると意外とぼやけている。自分にはよくあります。予告編という短い中で要点を表し魅力的に見せることを意識する。とても重要なことに思います。日常会話の中でも自然にできたら良いなと思っています。

3.日常を漫画に:メモ書きの力

浦沢先生が普段からやっているのが、思考をメモ書きすること。これがただのメモじゃなくて、漫画のコマ割りやキャラクターのセリフとして描かれてます!この時ほどイラストをササッと描ける方を羨ましいと思ったことは無いです。思いついたアイデアや日常の何気ない一コマをイラストとセリフですぐに形にする習慣、できたら素敵です。はじめてメモを見た時は衝撃でした。無料公開されている動画でぜひメモを御覧ください。(冒頭から8分あたりです)
https://www.youtube.com/live/lmumssr7Lrw?si=cOIa7zHkr7BI77Kb

4.学び続ける姿勢

マンガで重要なのは「自分の満足いくものを描き続けること」と伝えてみえました。「自分の満足いくもの」この一言はとても重い気がしています。私は漫画家ではないですが、この講義を受けてから毎日少しずつでも続けることの重要性を再認識しています。継続、継続、継続でしょうか。そのための前提は、心のそこから「好き」と思えるかどうかかもしれません。

最後に

今回の講義も両日とも長時間に及ぶ熱のこもった素敵なものでした。決してひとつひとつを雑に扱わない姿勢は、発せられる言葉の中にも感じられます。「SOMEBODY、、、誰かに届けばいいな」このくらいの心持ちならば、淡々と続けられるそう思います。ついつい焦り、現実に落胆することもありますが、「誰かに届けばいいな」そんな気持ちで明日からも頑張ります!

最後に少しだけ宣伝をさせてください。当社「ねこ社製造部」では同人誌などの印刷サービスをはじめています。町工場の印刷会社ですので、WEBサービスの質は発展途上(といいますか、まだまだ改善だらけです)ですが、印刷の品質は最新のコニカミノルタデジタル印刷機を使用して、本文の用紙には目に優しくや保存性に優れたちょっとだけ珍しい「ラフクリーム琥珀」という紙を使用しています。
コミティアなどのイベントへ初参加されるなどアナログ本の製作に不慣れな作家さんにせめて決済だけでも安心して行ってもらえるように今はBOOTHのサイトからご提供しています。まずはフォローして頂き、なんでもメッセージでご要望をお聞かせください、宜しくお願いします!次回は6月8日・9日の講義後に更新させて頂きます。


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