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【Episode0〜㉞】引っ越し!本当の意味で離婚成立の日(前編)
50代で幸せな再婚をするまでの
シングルマザーのストーリー
所沢での新生活の下地が全て決まり、3月下旬の 引っ越しの日取りが決まりました。
引っ越し業者は20代の間に何度かお世話になった業者さんに電話をしたら快く引き受けてくれ、自分で荷造りをすると言う条件で(私の現況も話さずとも分かっている)格安で引き受けてくれたのです。引っ越し業者さんというのは、 本当に色々な人の人生の岐路に立ち会いそれをお手伝いする側面もあるんだなぁと、改めて感じ感謝しました。
自分で荷造りをする条件だったため、段ボールに荷物を詰めている最中、ふと目に止まった結婚前の登山の写真
あぁまた山に登りたいな
という感覚が沸々と湧いてきました。出産後は運動するのはジムで十分と諦めていた私ですが、 やはり森林浴をしながら 頂上でご褒美の景色を見るというのは何にも変えられない貴重な時間です。
そして私は何気なく その頃よく一緒に登っていた 登山 グループの中で、(所沢の)家に近い 1人の人に電話をしました 。しかしながら留守番電話で繋がらず、諦めて用件は残さず電話を切りました。
牛乳配達もやめジム もやめて 1週間ほど 荷造り等引っ越しの準備に没頭する中、 嬉しいことに引っ越し当日 に親友の優ちゃんから有給を取って手伝いに来てくれるという連絡がありました。私自身は引っ越しの指示等で忙しいだろうから娘の相手をずっと してくれると申し出てくれたのです。
この時は本当に嬉しかった。いくら これから娘と二人で頑張っていくとはいえ、そのまさに 境目となる 引っ越し時に側にいてくれることがどんなに心強いか。 そして娘の相手をしてくれると言いながらも私の心に・人生に寄り添ってくれている優しさも沁みました。この時の私は自分は独りで頑張っていくしかない運命に少し被害者意識を持っていたところがあります。でも本当は、こういった人の優しさをちゃんと受け止められれば感謝以外の気持ちなど持ちようがなかったはずと反省しています。
離婚に向けてここまで走り抜けてきてきましたが、明日いよいよ三人で暮らしたこの家を出ます。引っ越しの段ボールを見ながら、やっと開放されるという思いだけではなく寂しさも湧いてきた自分に戸惑いました。
“単なる現状バイアスに過ぎない“
と自分にいい聞かせながら…
自分で決めた道とはいえ
やはり不安で仕方なかったのです
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次回:【Eprsod-0 最終回】引っ越し!本当の意味で離婚成立の日(後編)
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