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【Episod2-⑲】仕事終わりの帰宅後にピアノを教えるのは私も辛い


50代で幸せな再婚をするまでの
シングルマザーのストーリー
~シングルマザー本章〜

5歳の娘にピアノを習わせようと電子ピアノを買いました。その電子ピアノはクローゼットにピッタリ収まり、電球も付け準備万端。

もともとおばあちゃんの家にあったアップライトピアノを弾いていた娘は、家に電子ピアノが来たことを喜びました。
鍵盤を押せば自動で曲を流すことも出来るし、子供にとっては更に高級なおもちゃでもありました。

しかしながらこれからは遊びではなく、レッスンとして始めることを何とか理解してもらわなければなりません。

私は日中フルで働いていたので、保育園に行っている娘と家に戻るのは夜になります。
幸い仕事は残業がほぼなかったので、だいたい6時40分頃には帰宅できました。
ここから夜ご飯の前に何とかピアノの練習を習慣化させたいのです。

でもお腹も空いています。
そうですここで私は考え
伝家の宝刀の

からあげクンを帰宅途中娘に与えたのです

4歳当時は
“毎日からあげクン食べると鶏になっちゃうよ”
と母(私)に言われて恐れおののいていましたが、5歳6ヶ月にもなるとそんなバカな話はないと分かっていてご機嫌に自転車で食べながら帰りました。

さぁここで家に入ったら間髪入れずピアノに向かいます。
スズキメソットのピアノ教本を使うつもりでしたが、キラキラ星から始まるその楽譜は絵もなく、無味乾燥でした。

そこで私は絵が8割下の方に大きな楽譜が載っている教本を用意し、これで始めようと決めていました。

「今日からピアノの練習を毎日するよ
この可愛い本使うから頑張ろう」

と声をかけました。
この日のビデオが今も残っています。
クローゼットに閉じ込められた電子ピアノの前で、緊張したおももちで練習前の礼をしながら「よろしくお願いします」と言っています。

あぁ目に浮かぶ
記憶だけではなく
何度もビデオ見返しているので
本当に最近の事のように思い返せます
(そんな娘も今は成人しています)

この時最初に弾いたのは
♪大きな太鼓♪でした。

大きな太鼓君の絵もよく覚えています。

そして娘はその日のうちに右手のメロディだけですが、弾けるようになりました。

あぁ楽しい!
でもお腹すいた
私はまだ何も食べてないのです

それでも生活に新しい始まりがあることは
本当に心が強く明るくなっていきますね。


次回:ピアノの上達が早い娘、次の手を考える私


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