霧の街のクロノトープ 中谷芙二子 高谷史郎2020年12月5日-12月20日
これまで様々な場所に設置されてきた、高圧ポンプとノズルから生み出される、不定形の"霧の彫刻"。
中谷氏の霧の作品は、(おそらく)夏にしか鑑賞したことがなく、(涼しげだし)暑い時期に適したメディアだと思っていました。
が、今回は寒さとあいまった落ち着いた魅力が感じられました。
一回あたりの稼働時間は数分なのですが、フレームと照明のレイアウトによる効果なのか、霧の箱、もしく光と霧の建築が現れたように感じる瞬間が何度か。
作品紹介のテキストには、"「いま、ここ」という現実的な視