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コラム(18日)、都知事選候補者・石丸伸二氏にボランティア殺到、選対本部長は小田全宏氏

都知事選の告示日まであと3日。気になっていた前安芸高田市長・石丸伸二氏の最近の動静を調べてみた。YouTubeをはじめネット上には彼に関する情報が溢れている。そんな中で「ボランティア説明会」と称するYouTubeを見て驚いた。後援会の要請に応じて会場に駆けつけたボランティアが説明会場に収容しきれず、会場外にも希望者が溢れているというのだ。裏金疑惑で混迷する日本の政治に怒りを覚えたボランティアがこの説明会に殺到したのではないか、何の脈絡もないのだがそんなことをふと考えた。不正に慣れっこになった与党政治家の非常識さに比べたら、日本の有権者は依然として健全な常識を備えている。政党に属さない石丸氏に、そこはかとない希望を見出そうとしているのだろう。そんな印象を受けた。

実はこのビデオを見て最初にもっと驚いたことがある。司会進行役を務めているのが、なんとかの藤川晋之助氏なのである。同氏はかつて永田町で政治家の秘書として、あるいは選挙応援を通して、「選挙の神様」と称された人だ。この人が陣営に加わると選挙は勝ったも同然、そんな声をよく聞いた。某政治家のパーティーで1、2度お目にかかって挨拶したことがある。穏やかな喋り方が印象的だった。与野党を含め豊富な人脈がこの人の人柄を反映している気がする。説明会の司会進行役を務めながら「私の人生は選挙しかなかった」と振り返る。色々な政治家のお手伝いをしてきたが、 結局は「税金泥棒を作っただけ、寂しい限りだ」と振り返る。同氏にとって今回は144回目の選挙になるとのこと。過去の勝率は130勝13敗。この圧倒的な勝率が神様と言われる所以でもある。

どうして石丸陣営に選挙参謀として加わったのか。藤川氏はドトールコーヒーの名誉会長であり創業者である鳥羽博道氏に背中を押されたからと説明する。名誉会長が選対本部長として推薦したのが小田全宏氏だ。ルネッサンス・ユニバーシティ代表取締役。教育活動をはじめ色々な活動をしている。2002年から2013年まで「富士山を世界遺産にする国民会議」の運営委員長を務めている。会長は元総理の中曽根康弘氏だ。この人もまた政財界に多様な人脈を持っているようだ。鳥羽氏に小田氏、藤川氏。石丸後援会を支える柱は、表舞台に登場する機会は少ないが日本の政財界で要職を占めている人たちである。そこに現状の政治に飽き足らない一般の人たちがボランティアとして殺到している。説明会のビデオは熱気で溢れていた。何かが起こりそうな予感、何かが起こってほしい期待感。藤川氏はいう、「こんな選挙、初めて出会った」・・・。

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