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mopa
2018年5月11日 17:45
ふんわりうかぶ 雲をみると鋭く尖り 刺さって痛いわたる風が はこぶ季節を うけとると赤くただれて血がにじみジュクジュク溶けて骨までみえるそういう病にかかりました原因はカラリとかわいて 透明な夜望まずとおした嘘でした 夜風が肌に きもちよかった みあげれば ただ 流れてゆく雲は わたしだったと 病を得て ようやく きがつきました
2017年7月21日 16:48
埋めつくすあじさいの谷見上げる斜面にも花が群れ その上に杉木立、あとは空伸ばした手の先にも 花の色は浮かび水の気配に流れて谷の底へ 寺の敷地に供養塔は建ち依るは球形のあじさいか無念を色へ映し枯れると一緒に天へ戻ればいいそう思った花の球は霊魂にも似て