指示待ちの子には見通しを持たせる

 程度の度合いこそあれ、通常学級にも見通しが弱く常に指示まちな児童がいる。
そんな子には「見通し」を持たせることが大切であるということはいろいろな先輩方から聞いてきた。
 それではどのような見通しを持たせてやればいいのか?
 ぼんやりとイメージできるのは、1日の行程表を作り、それを意図的に教室の見えやすいところに配置するなどのユニバーサルデザイン的なアプローチである。しかし、こう言うことであるならばすでに行っている。
 それプラス、その行程の中に子どもにとっての「楽しみ」「心のバネ」があるかどうかである。子どもは良き見通しがないと、そのときその時を刹那的に見てしまい、どうしても意欲が湧かないものである。「これが終わったら給食」とか「これが終わったら休み時間」とか、そういう見通しがないとがんばりきれないのだと思う。
 それを視覚的に表していくのが、本当のユニバーサルデザインと言えるのかもしれない。

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