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台湾1 鬼月

かれこれ4年目の台湾の夏を過ごしていますが、8月に入ったばかりなので「鬼月」(Guǐ yuè)の話を。

簡単にいうと台湾のお盆にあたり、旧暦の7月1日から1ヶ月間の間、あの世からご先祖さまの霊などがこの世に戻ってくるとされている。いわゆる道教思想ですね。

良い霊も悪い霊も共に戻ってくるもんだから、やっちゃいけないタブー的なものが多々あるわけです。そのうちいくつか紹介すると…

①夜に洗濯物を干してはいけない
②夜に歩き回らない
③夜に口笛
④夜に誰かに呼ばれてもすぐに振り返らない
⑤大きなイベント(結婚とか高いものを買うとか)の決断はしない

すべてに意味がありますが、あまり気にしない人もいます。やはり霊ですから夜にまつわる事も多い中、最後にあげた⑤については先日仕事で不動産仲介を生業とする人から「鬼月は売上が伸びない」と聞きました。

しかし、後になってから本当かいな?と思い臺北市政府地政局の情報を調べてみると大して影響はないように見えました。彼だけが不景気なのかな。

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8月台湾に訪れる人は、8月は台湾のお盆時期と言う事を頭の片隅に入れておいても良いかも知れません。