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水星が見つめる未来

水星は「光の橋を渡る者」です。
光の翻訳者であり、常に全てを俯瞰して見つめる星です。

私は、現実創造を意識的に行うためには、まず「見える惑星5星」を意識する事がスタートだと思っています。
前回は、火星について書きました。
今回は、水星について書こうと思います。


少年のイメージ

まず今回は、今現在の私の感想から書こうと思います。
私は今まで、水星に対する理解が甘かったのだなぁと思うからです。
つい最近まで、水星の指す事の意味がよくわかっていなかった様です。

西洋占星術では、幼少期0〜7歳が月の時期、
その後7〜15歳の時期を「水星期」と呼びます。
言葉を意識的に使い始めたり、学校での学びが中心になる時期です。
言葉を学び、使い、人とコミュニケーションをとり、いろんなことに興味を持ち、思考、分析と能力を開花させていく時期。

私は水星を理解していく中で、この内容から「少年の様なイメージ」を持っていたのです。
でも今は、「少年のイメージ」が強すぎたと思っているのです。
それとも「少年」に対するイメージが、間違っていたのか・・・。

何はともあれ、水星のハタラキは非常に大きいと、今は思います。
未来を真っ直ぐに見つめる、未来を背負った少年です。
「少年よ大志を抱け」という言葉が有名ですが、水星は「どデカい大志」を背負っています。
「どデカい大志」は、太陽だと思います。

インド占星術の水星

インド占星術の中に、「各惑星がどの星座を自室とするか」を決めるときのお話があります。
このお話の中で、水星は「王子」です。
そして太陽が「王様」、月が「女王」です。
水星は、国王の後継者の位置付けとなっています。

このお話は「自室」を決める時のお話ではあるのですが、「太陽の後継者」という立ち位置は深い意味があると思います。

そして単純に解釈しても、「太陽と月の子供」の位置です。
私は、「太陽と月の橋渡しの役」と解釈していいのではないかと思うのです。

水星の象徴として「言葉、知能、思考、論理性」など、考える力全般を指す事が多いです。
そしてそれは「コミュニケーション力・理解力」と表現されるのですが、そう言われると「他者や世界とうまくやる為のコミュニケーション」をイメージしやすいと思います。
でも本当の力は、太陽と月の間に立つコミュニケーション力なのではないかと思うのです。

以前、月との対話について書きましたが、↓

私は、自分の心の中に何が詰まっているのかを理解する事が、全ての始まりであると思っています。
結局ここが全てであり、ここしか気をつける事はないと言ってもいいくらい重要なのだと思っています。

この時の「自分を理解していく力、俯瞰してみていく力」こそが水星力だと思うのです。
自分がいつも「どんなことを考えているのか、どんなことを感じているのか」
「どんなことが安心なのか、どんなことに挑戦してみたいのか」
きもちを理解し、
なぜそう思うのかも理解し、
そのきもちは太陽にとって、魂にとってどうなのか、
どうすればより良い解釈ができるか、
どこをかえればいいのか。

こんな「俯瞰して自らを見つめる力」を、水星が担当していると思います。

月と水星

インド占星術の中では、各惑星ごとの相性が決まっています。
「友好・敵対・中立」の関係があります。
月と水星は、他の惑星達にはみられない、この2星特有の関係性なのです。
月にとっての水星は「友好」
水星にとっての月は「敵対」です。

月は友好的にみているのに、水星は敵対的にみているのです。
全く印象が噛み合っていません。

この関係性の意味することは、
「月を使う」という意識になるまで、水星にとって月は、非常にやりにくい星ということなのではないかと思うのです。

月が感情をガンガン発射させる中では、どうしたらいいかを考えてみても、全く歯が立たないのではないでしょうか。

私たち自身が、感情をコントロールしようという意識になるまで、感情がでっぱなしなのと同じイメージです。

そして、自分自身でココロと対話していこうという意識になった時に活躍してくれる星が、水星だということです。
この時やっと、水星は親から自由になる。(笑

水星力こそが5星の要

人生は必ず変化があり、良いと感じる時、悪いと感じる時がありますよね。
人によって得手不得手があり、どれだけ学んでも、必ず問題と感じる現象が目の前に現れる。
ここまで生きてきている私たちは、みんな感じていると思います。
人生山あり谷ありだと。(笑

私は、運が悪いと感じてしまう時、どれだけ心を落とさないかが全てだと思うのです。
最近はつくづくそう思うのです。
私たちは、悲観的になったり、ちょっとやな奴になったりするのは、意外と簡単にできてしまうものです。
(私だけだったらすいません。。。)
でも、一度落としてしまった心を持ち上げるのは、結構大変だと思いませんか?

心落ちしない為に無理をするのは、ちょっと違うと思いますが、
落ちない為の工夫は、どれだけやっても損はないと思います。

私たちは自分と向き合う必要がある時、無意識に地球より太陽側にいる2星を使うのです。
金星と水星です。

私は、金星はネガティブ力だと思っています。
気になる方はどうぞ↓

金星は自分にとっての「いい・いや」を決めていく星だと思っています。

この金星力は、自分を知るためには非常に重要だと思います。
しかし、ここで終わってしまう方が多い様に感じます。

金星だけでは、今の自分を知っただけです。
自分を知るために、世界と分離した状態のままです。

その後のつづきも是非やっていただきたい。
「で、どうする?」です。

これこそが水星力です。
自らを俯瞰し、分析する。

ここまでやると、魂と繋がれると思います。
少しづつかもしれませんが、太陽と月と繋がれると思います。
私はそう思っています。


『五行』の中の「水」は、
「金属が冷えて水滴がつく、そして水を木が吸う」と表現されています。
金星と木星を繋ぐ様です。

ただ私が感じるのは、この「木火土金水」の流れ自体が、水の流れの様にも感じます。
木が吸い
火で水蒸気になり
土に染みて
金属に付く

水星は、他の惑星の気持ちを全部感じる事ができるのかもしれません。

さすが次の時代を背負う王子ですね♡


いかがでしたでしょうか。
私は、とりあえず「惑星5星」書く事ができて、満足です。
自己満の世界です。

でも書けば書くほど、新しい発見があるものですね。
気になることも浮かんでくるものです。

また新しい見方がイメージできたら、「惑星5星続編」も書こうと思います♡


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