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褒めない・叱らない、驚く・怒る育児(仮名)

前回の絵描きがそろばんを持ってきた件をゆっくり反芻してみた。

まず、私が褒めない育児(仮名)に出会ったのは2018年、遠藤さん(仮名)の「子育ち講座」を見学したことがきっかけだ。

遠藤さんの理論は、「子どもは自ら育つ力を持っている」という考えのもと、子どもとの関わり方、大人の役割などを体系的に示している。

子どもとの関わり方に「これでよいのだろうか」と漠然と不安を抱えていた私は衝撃を受けた。
それまでに読んだ育児本は「大人が子どもをこんな風に導きましょう」という内容が多かったように思う。(偏見だ)

未熟な私(5歳)は、導くなんて大それたことできないヨ!私の一挙一動が子どもの将来を左右するなんて不安だヨ!子どもたちゴメンヨ!!と心の中で泣き叫びながら、でもそれを子どもたちに悟られないよう努めて穏やかに過ごしていた。(ある種のサイコパスかもしれない)

辛かった。


遠藤さんの主張は、「子が自ら育つのを、大人は見守るだけ」だ。

子どもは育てなきゃいけないものだと思っていた私は
「そうか!!!大人が(私が)育てなくてもいいんだ!!!!」

とかなりの意訳(ほぼ誤訳)をし、それまで無駄に抱え込んで押しつぶされそうになっていた子育てのプレッシャーから少し解放された気がした。
(実際はそんな無責任な理論ではない。子が自ら育つような関わり方、過ごし方、環境の整え方がある、結構ハードな(でも面白い)理論である。)

その後、先生が生まれ力尽きて最後まで受講できなかったが、子どもと暮らす上での大事な基盤を手に入れたような気がした。

「子どもは自ら育つ力を持っている」

絵描き4才、妖精1才、先生受精卵くらい、の時である。

続く(反芻、力尽きる)

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