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ドキドキさせてくれよ

2022年11月29日、高田馬場 CLUB PHASE。

My Hair is Bad アルティメットホームランツアー ライブハウス編!


前回マイヘアを観たのが3月の代々木なので実に8か月ぶり。
マイヘアのことは大好きなのだが、毎回タイミングが合わない…


2018年の武道館も行っていない……


……大学の新歓準備のために大学に缶詰めだった
…部の中の新歓の長みたいな役職に就いてしまったがために…


なので、よくアルバムについているDVDばかり見ている。

そんな自分だったが、ついにマイヘアのチケットを手に入れることができた!
しかも最近のマイヘアの躍進を考えると小さすぎるキャパ。 
なんて幸運。


行くしかない!



※所謂「椎木ガール」だと思われたくないのでこの記事では椎木知仁のことを一貫して椎木と呼称します。苦手な方はブラウザバック!



コロナ禍とサブスクリプションとライブハウス

今回のライブは結論というか、一言でまとめるとこんな感じ。

ライブレポはしませんできません。


昨年のZeppツアーも行ったのだが、その時はコロナ禍の中でもライブが開催される喜びが自分の中で大きなウエイトを占めていた。
また、友達が少ないことで有名な私が、友達とマイヘアを観ることができた初のライブだったので、そこの感動も大きなものだった。


ライブに1人参戦することをかれこれ10年ほど続けているが、やはり誰と行くか、も重要だとしみじみ。


が。今回。



最近は規制を緩和し、多少の声出しやモッシュは容認するライブハウスや会場が増えてきた。

今回の1週前のハルカミライ、2日前のSAIで体験してしまったので、少しずつ前のライブシーンが戻ってきているなと余計に感じていた。

SAIは歴戦の猛者たちが集っていたので、禁止行為はやらないが目一杯楽しむのが上手い人が多くて流石だった……
そんなお兄様お姉さま達に揉まれて大人になりました…


PHASEのサイトを見たところ、「ダイブ禁止」のみ記載してある。
これは…!!もしかしてぎゅうぎゅうのライブハウス+声出しありで観れるって
…コト?


わくわくしすぎて職場にチノ+パーカーのクリエイティブスタイル(?)で出勤した。
いつもはブラウスorニット+マーメイドスカートなので皆内心驚いていただろう…
それくらい心躍っていた。もう3年はそんなライブに行っていないからである。


…ライブの感想というか、お気持ちは少しずつ文章に織り交ぜていくので拾ってほしい。


結果的に、動きやすい恰好はしなくてよかった。
開演前に押されるかな…?なんて思っていたがそんなことはなかった。


椎木が何度も煽っていたし、「声出していいんだっけ?」みたいなくだりもあった。
多分声は多少なら出してよかったのだろう。
だが、誰も声を出さず、椎木も困惑しているように見えた。


コロナ禍前のライブシーンが100%良かったと思うわけではないし、
声を出さない、押さない、で落ち着いて観ることが悪いわけでもない。
でもそこに物足りなさを感じる自分が悪いわけでもなく、
もちろんMy Hair is Badが悪いわけでもない。


今回のMy Hair is Badは、10代を終え、20代にも別れを告げ、30代になった新たなMy Hair is Badだった。完膚なきまでに。
どれだけ大きなステージに行っても、やはりライブハウスが似合うバンドであると見せつけてくれた。
自分たちはロックバンドだ、と言えば言うほど、ロックバンドではなくなっていく、と椎木は言っていたが、あの日の彼らは確実にロックバンドだった。
手を挙げれば、ステージ上の熱気が手に直接伝わってくる。
そしてロックバンドにはライブハウスが良く似合う。
店長やスタッフさんと交流している姿なんかもいい。
今回は「仕事が終わったら」にちなんでオリジナルドリンクがテキーラだったのも良かった。

金曜だったら確実に飲んでいた

だが……だがという言葉を使うのも合っているかはわからないが、コロナ禍前であれば絶対にライブハウスに居ないような人たちも多く来ていた。
悪いことではない。
むしろ、閉じた界隈になりがちなライブハウスにとっては良いのではないだろうか。


私の前に居た若い女の子たちは多分女子高生だった…ミニスカート…制服?だったような。
開演後、少し前に詰めようと思ったが…

25歳が15~18歳の女子を押していいのか?
黒ロンTとか着てるならまだしも(失礼)
こんなキラキラした格好の子を……押せない!

大人見した。


私は「虜」が好きだ。リリースされた時から、普通に、なんのきっかけもなく。
アルバムの中の好きな曲。それだけ。

しかし、K-POPの推しや新たなK-POPグループの開拓のためにインストールしているTiktokで、曲の一部が切り取られ流行しているのを見てしまってから、素直に聴けない。
しかも、サブスク解禁前にリリースされたアルバムなので、我ながら丁寧に初回限定版を購入していた。
多分、周りにいる子たちは若いし、サブスクやTiktokで聴いたのかな?
と一瞬頭によぎったらまた素直に聴けなかった。
自分が嫌いになる。


My Hair is Badはライブバンドだ、と思う。
たくさんライブハウスを回って、ライブをして、打ち上げでしこたま飲んで、また次のライブへ。
彼らが作り上げるライブを、熱量を、最近マイヘアを知った人にも味わってほしいという気持ちもある。本人たちもゴリゴリに煽ってくるから、完全にとは言わずとも、
立ち位置指定!声出しなし!のようなライブハウスからは抜け出したいのかもしれない。
「正直な話」の前では「やっぱこれだよな」と言っていたので、彼らはやはりライブハウスのバンドなのだろう。


椎木、何回「ライブハウスで遊んで帰ろう!」って言ったんだろう。
汗かいて帰ろう、とも言っていた気がする。多分。


その楽しみ方を教える…というか慣れさせる…のは演者だけではなく、以前からライブに通っている私たちの役目なのかもしれない。
コロナ前はこんな楽しみ方もあったんだよ、と伝えつつ、互いに安全かつ熱量を持った楽しみ方を考えていかないと…
以前を知らない人にやれよ、なんでやらないんだよ、と難癖をつけるのは流石にクレーマーが過ぎる。

何故こんなにつらつらつらつら言っているかというと、




悔しかったから。



300人のキャパで、久しぶりのマイヘアで、本人たちも気合十分で。

なのに、フロアがコロナ全盛期とあまり変わらない。



誰かを責めたくはないけれど、消化不良になってしまった。
あんなに近くで、あんなに良いライブを観ることができたのに!!


しかし多勢に無勢。もう私のような人間は、マイヘアのライブ会場においてはマイノリティで、しかも周りは学生ばかりで。



老害なのかな…?
でも曲は昔の曲も、最近の曲も好きで。
今回のライブで「30代のMy Hair is Bad」を見せてくれて…
これからもなんだかんだ言いつつ追いかけたいのに。


と、いう気持ち。


ライブレポは私にはできないので。


最後のクリサンセマムで声出した。出してもよさそうだったから。
楽しかった。


あとアマレットが置いてあるライブハウス、大体ブラック説。
まあどこもブラックだけど
アマレットジンジャー、久しぶりに飲んだけどやっぱり甘くて杏仁豆腐みたいで美味しかった。


次はZepp Haneda。
Zeppは大箱+規制が厳しい+仕事終わりでギリギリに着くので、きちんと曲やMCを聞いて感じたことを文章にまとめたい。



それでは。



p.s 散々ライブバンドだと言ったが、一番印象に残っているのは、ビバラ2018で元彼と途中からアリーナに入った「いつか結婚しても」なので、誰と観るかも大切なのかもしれない。


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