楽しかった履歴書を書こう

 履歴書。紙ペラ1枚のこんな狭いスペースで私の事を知ってもらわなきゃいけない。そんなプレッシャーに押し潰されそうになりながら胃をキリキリさせていたことを思い出します。

 こんにちは、万月つはこ(ヨロツキ ツワコ)です。

 今回書こうと思い立ったのは常日頃お世話になっている方が書いた記事「楽しかった履歴書を書こう」から元気をもらったためです。
ダイナマイト・キッドさん、エッセイや小説を書いていらっしゃる方です。

今まで色んなことをやってきて楽しかったな、と思うことや自分なりに頑張ったこと、生きてた間の明るい方のトピックスなんかを書き出してみるのは健康の為にも良いのではないかと。

面白そう! 私もやってみたいと思ったのがきっかけです。出来なかったことばかりに目が向きがちな私でも振り返るくらいなら出来そうだなと。エッセイはほぼ初挑戦です。
 見よう見まねで書いているのであたたかいめで見守ってくださると幸いです。私もやってきて良かった、楽しかった履歴書を気軽に書いていきます。

 幼稚園から小学校5年生まで水泳をやってました。動機が不純すぎて今も思い出せるくらいなのですが、好きな子が通っていたから、です。笑っちゃいますよね。幼いながらに、万が一にでも一緒に泳げるのではという浅はかな考えから通いだした水泳でしたがついぞ叶いませんでした。それでもそのスクールの1番上である1級に上がるまで続けました。

 それと並行して小学校3年生くらいから地元独自の球技をやっていました。6年生まで。バレーと似たようなスポーツで私はアタッカー。ボールの動きやパス回しで戦局が変わっていくなか、どうしたら私のアタックで点が取れるのか、どうサーブを打ったら相手はミスしてくれるか。考えたら考えた分だけの成果が出るのが楽しかった記憶があります。

 中学からは剣道部に。なぜバレー部に入らなかったのか。理由はスパイクが打てなかったからです。しかしそれは半分建前で、なにより剣道部に入りたかった理由がありました。それは『名探偵コナン』の服部平次というキャラに憧れたから。

私、単純な理由で物事を始め過ぎでは……。

 当時の私にとっては大きな動機だったのでしょう。小学校から卒業したてで、もともと調子に乗りやすかった私は部活の厳しさに衝撃を受けました。今となっては当たり前ですが、目上の人には敬語を使う、してはいけないことには理由があるなど、生きていく上で大切なことを沢山学びました。
 技、特にカウンターが決まった時の嬉しさ、自分の思惑通りに試合運びができた時の達成感、団体戦で先鋒として先陣を切ってチームを盛り上げられた時の喜びなど剣道の面白さを実感出来ました。中学3年間、顧問のK先生にビシバシ鍛えられ、初心者から初段を取れるまで成長でき、恩師のK先生にはもう頭が上がりません。

 高校生。私は進学先の条件に「剣道部の雰囲気が自分に合うところ」という条件が入るくらいには剣道が好きになりました。いざ入った剣道部は本当に環境に恵まれていました。面白い同期、優しい先輩。週6で剣道漬けの日々は週3だった中学と段違いでしたが目標を持って稽古ができた貴重な経験でした。そして高校で三段を取得。顧問のT先生はご成婚され子どもが産まれたそうで、健康を願ってやみません。

 さて、大学生。もちろん体育会系の剣道部には入りましたがそこまで戦績を追い求めるような雰囲気ではありませんでした。楽しく剣道をする、そして他人の迷惑にならないように部を運営していくことに重きを置いていました。例えば書類を期日通りに出す、顧問の方にアポをとって判子を貰うなど。稽古よりも事務の方が大変でした。
 少しスポーツから離れて。大学で初めて挑戦したのは短歌。つくったものにアドバイスをもらえるサークルは貴重でした。この作品の何に引っかかるのかどこが好きなのか、言語化するのはなかなか難しく勉強の毎日。詠み始めた頃、ボロクソに言われたことで奮起できたのもいい思い出です。
 中学の頃に1度書いて筆を置いてしまった小説を、再び書き始めたのもちょうどこの時。今は無き「時空モノガタリ」というサイトに1500字程度のお話を投稿しました。


今読むとなんだか恥ずかしい。
こうして創作活動も始めました。大学1年生の冬に今の相棒に出会い、その1年後、同人誌を作り、イベントに参加・頒布することになろうとはこの時微塵も考えていませんでした。スポーツばかりやってきたはずなのに、今はこうして文字を書いているんですから人生何が起こるかわからないものです。
……結びがキッドさんと同じになってしまいました! 今までを振り返って至る考えというのは、もしかしたら同じようなものになるのかもしれませんね。

 水泳から始まり、球技、剣道、小説、短歌。思ったよりも多くのことを経験してきました。ふざけた動機でも案外続ければ身になるものもあるようです。共通して言えるのは年単位で継続できていることですね。単純でちょっとカッコ悪い動機が始まりでも、どれかひとつ欠けていたら今の私はちょっと違うわたしになっていたでしょう。

「楽しかった履歴書」を書いて感じたのは
自分、今まで頑張ってこれてる部分もあるじゃん!
ということ。
過去の自分から今を頑張るパワーを貰えました。キッドさん、素敵な機会をありがとうございます。
仕事に負けずにこれからも好きなことを続けていこう、好きなことを応援しようと思えました。何かしらが未来の自分に繋がって、無駄になるなんてことは無いと思うので。


万月つはこ




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