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PDCAは回らない

計画、実行、見直し、反映、これら一連の流れを繰り返すことで物事は改善されていくと言われています。
PDCAサイクルを回す、と言われるものです。

さて、この有名なPDCAサイクルですが、不思議に思ったことはありませんか?
よく考えるとサイクルが繋がらないのです。
計画し、実行し、見直した結果を反映するのは自然な流れですが、見直した結果を反映したことに対する評価がないまま次の計画に進むというのはおかしくないでしょうか。
AからPの繋がりに違和感がある、つまり繋がっていないのです。
きちんとサイクルにして繋げるのであればわPDCPDCと振り返った後に再度計画を練って実行することになりますし、スピード感を重視するならPDCACACAとCAサイクルを回すことになります。
どちらにしてもPDCAPDCAとはなりません。

PDCAを回す、PDCAサイクルを回すという言葉が定着しているように感じる昨今ですが、違和感を覚えずに使えるということは、誰も言葉の意味を意識していないのか、ちゃんと見直しをして改善をしていないのかのどちらかなのでしょう。

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