見出し画像

新しいことの始まりはやめること

あれもしたい、これもしたい。
あれもしないといけない、これもしないといけない。
時間は有限で、人の能力にも限界があり、人一人にできることは限られています。
短い時間、短い休暇、短い人生の中でやりたいことはたくさんあります。

何か新しいことを始める時、何をするか、どうするか、いつするかを考え始めますが、最初の最初にやるべきことは何をやめるかです。
有限のリソースは電源タップから供給される電気のようなものです。
最大で流せるのは100V1500W、それ以上無理に流そうとすれば一つ一つに供給されるエネルギー量が減ったり、過負荷により発熱したり、そもそもの供給自体がすべて絶たれてしまうかもしれません。
プラグを抜いて差し替えるように、何かをやめる代わりに何かを始めること、それが取り組みのスタートラインです。
それは朝寝のように何もやっていなかったことをやめるというのでも構いません。
明確にやめるものを決めることで新しく何かを始める余地を作るのです。

何もやめずに何かを始めようとした時、起きるのは先延ばしです。
今日は忙しかったから来週にしよう。
次の連休の時にしよう。
そうやって何も変わらないまま時間が消費されていくのです。

何かを始めるには別の何かをやめる。
そうやってエネルギーを確保するのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?